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少子化により以前と比べて、大学・短大に入りやすくなっています。しかし、難関大など受験生に人気の大学・学部は、相変わらず厳しい入試状況です。2006年入試もこの傾向は続いていくのでしょうか。全国進学高校の進路指導教諭へのアンケートの集計結果から2006年入試の実態に迫ります。

 
   

来年度のセンター試験と国公立大入試の展望

2005.10.13


来年度も国公立大人気が続く

近年の入試は、“国公立大人気”で推移してきました。私立大よりも国公立大の人気が高いのです。全国進学高校の進路指導の先生も、「来年入試で国公立大人気は続くか」の問いに、「人気はさらにアップする」が29.2%、「今年と変わらない」が61.3%で、今年以上と見る意見が全体の9割以上を占めています。それだけ、国公立大人気が高いのですが、その理由のひとつには、やはり学費の差があります。

センター試験の入試科目の増加の影響は?

しかし、確かに人気はあるのですが、いざ志望校として考えるとなると、どうも二の足を踏む受験生も多いようです。その理由として、昨年の入試から、国立大の入試センター試験の入試科目が、以前の5教科6科目から原則5(6)教科7科目になったことがあげられます。

この影響について聞いたところ、「影響が大いにある」と答えた先生は18.2%、「少しある」と答えた先生は49.0%で、7割近くの先生が、影響があると答えています。

国立大だけに限らず、入試科目が増えると志願者は減ります。これは入試の鉄則のようなものです。それがわかっていたのに、なぜ、国立大は入試科目増に踏み切ったのでしょうか。それは、近年、盛んに言われている、大学生の学力低下が理由です。

“ゆとりの教育”から、小学校、中学校、高校で学ぶカリキュラムが削減されています。しかし、大学で学ぶ内容は昔と変わらず、むしろ、近年の国際化、IT化などが授業に取り入れられ、以前より中身の濃い授業が展開されている場合も少なくありません。

こうなると、大学入学後に苦労する学生が増えるわけです。そこで、せめて入試の負担を重くして、もっと勉強して入学してもらおうというわけです。

今年度の国公立大志願者数の動向

この動きに対して、生徒はどう動いたかといいますと、「以前と変わらない」が51.0%と過半数を超えていますが、「国公立大志望者が減少傾向となった」9.1%、「私大志望者と国公立大志望者がはっきり分かれるようになってきた」37.5%と、少なからず影響があったようです。

今年、センター試験の志望者が昨年に続き、3.0%の減少となりました。現役受験生は1.2%の減少でしたが、浪人生は7.9%の減少でした。受験生人口は全体で5%程度の減少と見られますので、現役生は実質的にはセンター試験志願者が増えていることになります。

来年度の国公立大志願者数の動向予測

さて、このようなセンター試験の状況ですが、来年の志願者数はどうなっていくのでしょうか。アンケート結果では、「今年と変わらない」「少し減少する」をあわせて9割を越えています。「大きく減少する」「大きく増加する」という回答は1票もなく、センター試験の志願者は今年並みかやや減少すると予測しています。

さらに、新課程の内容が、今までの課程(旧課程)から、3割削減されたために、06年のセンター試験は「今年より易しくなる」と見る先生が多くなっています。これは裏を返せば、「浪人生が有利になる」ということで、現役生の苦戦を予測する意見が多く見られました。浪人生が不利になるとすれば、新しく加わるリスニングテストかもしれません。

2006 君はどの大学を選ぶべきか<内容案内編>(大学通信発行)より


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