東京工科大学(東京都八王子市)は4月から、バイオニクス学部とコンピュータサイエンス学部を新設する。学部の壁を越えた履修システムを取り入れ、既設のメディア学部とも密接に連携しながら、新分野の工学を追求する。
バイオニクス学部は自然界の生物機能に着目し、工学に応用することによって、地球環境への影響が少ない省エネルギー・省資源の技術開発をめざす。医療、福祉、食品、環境など幅広い分野を学ぶ「ヒューマニクス系」、脳型コンピューターを実現するためのナノデバイスやバイオセンサーなどを学ぶ「バイオエレクトロニクス系」、五感を持ったヒューマノイドや体内治療を行うナノロボットなどについて学ぶ「ロボティクス系」の3つの研究分野がある。
コンピュータサイエンス学部は、システムの設計から開発、運用、そして保守、リサイクルまでを系統的に考える「ソフトウェアエンジニアリング」を多角的に学ぶことが目標。「コンピュータ系」「ネットワーク系」「システム系」の3分野について、興味や目的に合わせて専門性を高めていく。卒業研究では学生グループでシステムの開発に取り組むなど、実践的なカリキュラムが組まれているのも特徴だ。
入試は公募推薦、専門高校・総合学科推薦、一般入試(一期・二期)のほか、大学入試センター試験を利用したセンター利用入試を実施する。センター利用入試の日程は、出願期間が1月6日(月)〜17日(金)で郵送必着、合格発表日は2月6日(木)。合格者には合格通知が郵送されるが、インターネットで合格発表を見ることもできる。試験科目は、大学が指定する教科・科目から3教科3科目を選択する。4科目以上受験した場合は、高得点の3教科3科目を合否判定に使用する。
【東京工科大学】
http://www.teu.ac.jp
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