文部科学省と厚生労働省は、平成17年度大学等卒業予定者の就職内定状況を共同で調査し、平成18年2月1日現在の状況をとりまとめた。
それによると、大学、短大、高専全体の就職内定率は84.1%で、前年同期を3ポイント上回った。
内訳では、大学の就職内定率は85.8%で、前年同期を3.2ポイント上回り、短大の就職内定率は69%で、前年同期を3ポイント上回った。それに対して、高専の就職内定率は93.7%と高率ながら、前年同期を4.8ポイント下回っている。
専修学校の就職内定率は76.2%で、前年同期を0.9ポイントとわずかながら上回った。
大学の男女別では、男子は就職内定率87.3%(前年同期比3.8ポイント増)、女子は同84%(同2.5ポイント増)。
大学の文理別では、文系は同85.4%(同3.7%増)、理系は同87.5%(同0.7%増)。
大学の地域別では、関東地区が同91.7%(同4.8ポイント増)と最も高く、中国・四国地方が同76.9%(同6.9ポイント増)と最も低かった。ただし、上昇率は中国・四国地方が最も大きかった。
調査対象は、国立大21校、公立大3校、私立大38校、短大20校、高専6校、専修学校20校、合計108校。調査対象人員は、5860人(大学、短大、高専計5300人、専修学校560人)。
|