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■2005年バックナンバー
2005年1月1日〜2005年12月31日


大学・短大、専門学校、中・高等学校及び文部省等公的機関から発表された、2005年の主な教育関連のニュースをご紹介します。

教育ニュースバックナンバー
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東京都 高校中退者対象アンケート実施
【高校】

2005.1228

東京都は、高校中途退学者を対象にアンケートを実施している。

平成16年度に東京都のみで約8千人もの生徒が高校を中退しており、高校中退者の人数は減少傾向にあるものの、依然として中退する生徒が後を絶たない。

そのため、東京都は、高校中退者への応援メッセージや就学、仕事に関する相談機関の情報発信するため、及び中退の原因追究や高校中途退学後の現状を把握するために、その後の進路や支援施策に関するアンケートを都ホームページ上などで実施している。

アンケートの内容は、家族構成や現在の就学・就職状況、生活上の悩みなどを問うもので、高校中退者の実態を把握し、現在悩んでいることや困っていることに対して的確なアドバイス等を行い、希望する将来の夢に向けたサポート、今後の教育指導などに役立てられる。

詳しくは東京都  http://www.metro.tokyo.jp/THEME/ikusei.htm


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TOEIC 来年新テスト導入
【全般】

2005.1221

英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共通のテストとして知られているTOEICの試験内容が来年リニューアルする。

TOEICとは、Test of English for International Communication の略称で、英語能力を合格不合格で測るのではなく、リスニング5〜495点、リーディング5〜495点の、トータル10〜990点で評価する世界共通のテスト。

TOEICを開発・制作している米国非営利テスト開発機関ETSは、2004年に世界11カ国(日本、韓国、中国、カナダ、フランス、イタリア、ブラジル、インド、メキシコ、スペイン、タイ)の機関・企業の協力を得て調査を実施し、現在の働く環境の中でどのような英語能力が必要とされているのかを検証した。
それらのデータなどを踏まえテストをリニューアルする。

この新テストでは【”More Authentic”=より実際的な】というコンセプトを元に、実際のコミュニケーションで必要とされる能力をより正確に評価するために、テスト内容もより現実的な内容へ変更される。特にスピーキングとライティングの力を重視し、実際のコミュニケーションにおいて必要のない誤文訂正を削除し、問題文を長文化、発音も米国、英国、カナダ、オーストラリア(ニュージーランドを含む)の発音を起用するなどしている。

日本では来年の5月28日に実施する第122回テストより新テストが導入される。これと同時に留学や大学入学の判定などに利用されているTOEFLも話す力を評価する問題を追加し、新しいテストを導入する予定。


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日本語文書能力検定協会が「心に響く三行ラブレター」を募集
【全般】

2005.1219

日本語文章能力検定協会が、3行(60字以内)の文章で想いを伝える「心に響く三行ラブレター」を募集する。

このコンテストは意思の伝達をテーマに文章作成のノウハウを伝授する目的で開催され、今回で8回目を数える。昨年の第7回では全国及び海外から1万603通の応募があった。

日頃はなかなか言えない好きな人への想いや、家族への感謝の気持ちを3行(60字以内)の文章で表現する。

最優秀賞1名に賞金5万円、優秀賞5名に賞金3万円、優良賞10名に賞金1万円と、抽選で30名に協会発行図書『手紙の技法』が贈られる。

応募資格に制限はなく、形式も3行60字以内であれば自由。
審査基準は
(1) 短い文章で、意思をわかりやすく表現していること
(2) 表現に工夫があること
(3) 効果的に文章を構成していること

応募方法は日本語文章能力検定協会のホームページの応募フォームまたは、はがき1枚につき1作品を2006年1月12日(木)必着で郵送する。

結果は、2006年2月中旬頃にホームページなどで発表する予定。

詳しくは、日本語文章能力検定協会
http://www.kentei.co.jp/bunken/index.html


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高校生のフォトメッセージコンテスト作品募集
【高校】

2005.1214

小中高生を中心にした若い世代への外国語教育と国際理解(文化理解)教育の関連事業を展開している財団法人国際文化フォーラムが、高校生のフォトメッセージコンテストを開催し、作品を募集している。

応募締め切りは、来年1月10日(火)消印有効。

このコンテストは、「身近な友だちと向き合って、自分自身を見つめ直してみよう」をコンセプトにしているもので、作品作りを通して「日々の学生生活が発見や感動で溢れている」ことに気づき、新たな自己表現手段を体験してもらうことを目的としている。

応募された作品は毎年写真集にして出版され、コンテスト参加者には無料で配布される。また写真集は英国、オーストラリア、カナダ、韓国、中国、ニュージーランド、米国などで日本語教育を実施している中高に送られ、日本語学習や国際理解に役立てられている。

2001年に英国で開催された「Japan 2001」では、同コンテスト入賞作品から選ばれた25作品の写真パネル展が、英国国内の学校や公立図書館を巡回し、延べ10万人が鑑賞した。

応募に関する詳しい情報は、http://www.tjf.or.jp/photocon


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東北公益文科大、地域と協力し「大学まちづくり」
【大学】

2005.1212

東北公益文科大学(山形県酒田市)は、地域と学生が一体となった環境づくり、大学まちづくりをめざし、酒田市や鶴岡市など庄内全域で研究活動に取り組んでいる。

今月6日に首相官邸で行われた内閣官房都市再生本部の本部会議で、小松隆二学長は大学の市民利用、酒田市内にある「街なかキャンパス」などを紹介、地域の支援状況、今後の方針など、「大学まちづくり」の取り組みについて報告した。

同大は「街なかキャンパス」で学生の活動を紹介する写真展を開催、その内容を「地域がステージ 公益大生のこころいきブック」として刊行した。本部会議では、小泉純一郎首相が「こういった冊子を全国の大学や地方公共団体が作ることで、眠っている資源が生かされ、地域活性化につながるのではないか」と話し、高く評価したという。

同大の公益学部は、日本で唯一の公益を冠した学部。山形県や酒田市、鶴岡市など、庄内地域の市町村の財源で開学したため、県と市町村の支援のもとに運営され、行政の安定性と信頼性、民営の柔軟性と機動性を併せ持つ利点がある。同大は、教職員と学生が一体になって、地域の活性化に取り組みたいと意欲的だ。

【東北公益文科大学】 http://www.koeki-u.ac.jp/
(大学通信)


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北海道東海大がキャンパスを彩る「バードハウス」デザインを募集
【大学】

2005.1209

北海道東海大の芸術工学部(旭川市)は道内在住者を対象に「バードハウス(鳥の巣箱)・デザイン・コンペティション2005」を実施する。「一般」「学生」の2部門があり、幼稚園児以上の個人またはグループの作品を募集中だ。

「バードハウス」作りは、野鳥の住みやすい空間を作り、森や公園、庭先に野鳥を呼び込むことが目的だが、一方で、建築やデザイン、アート・クラフト、ランドスケープ、環境など、ものづくりの要素も含んでいる。同大では、このコンペを、身近な自然を見つめ直し、環境とデザインのあり方を考える機会にしたいとしている。

募集する作品は、同大旭川キャンパスの森に設置可能なバードハウスのデザイン。スケッチ、イラスト、設計図のほか、実物や模型の写真でも受け付ける。A3のケント紙または画用紙で、裏側の左上に応募票を貼り、折り曲げずに提出する。写真などを貼り付けて提出も可。応募資格は、学生部門が幼稚園児、小学〜高校生。一般部門は大学生・専門学校生ほか誰でも応募できる。どちらも道内在住が条件。

応募締め切りは06年1月25日午後5時必着。大賞1点と各部門優秀作品3点を選ぶ。2月上旬に、旭川市で全応募作品の展示会を行う予定。応募票の請求と応募先は同大「バードハウスコンペ実行委員会」(〒070−8601旭川市神居町忠和224 電話0166・61・5111)。

【北海道東海大学】 http://www.htokai.jp
(大学通信)


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平成基礎科学財団「楽しむ科学コンクール」創設
【全般】

2005.1207

財団法人平成基礎科学財団が、今年度から「楽しむ科学コンクール」を創設、開始する。

財団法人平成基礎科学財団とは、ノーベル物理学賞を受賞した東京大学特別栄誉教授の小柴昌俊氏が理事長を務める文部科学省正式認定の財団法人。

この「楽しむ科学コンクール」は、理学分野で試行してみたい研究プロジェクトや教育プロジェクトを公募し、認定されたプロジェクトに実施期間1年間、プロジェクトに応じて上限100万円までの実施費用を支給し、実施実績を判定した上で優れたプロジェクトには顕彰を行うというもの。

応募資格は、代表者が2006年4月1日現在で20歳以上であること以外、特に条件はなく、プロジェクトを行うのは個人・グループを問わない。
応募締切日は今年12月22日。

プロジェクト選考の審査は、東京大学教員による第一次審査と、プロジェクトの代表者が30分程度で行うプレゼンテーションによる第二次審査がある。結果の通知は2006年3月中旬頃の予定だ。

採択されたプロジェクトには、2006年8月末日までの中間報告と、2007年3月中旬に実施実績の口頭発表、実施実績レポートと会計報告書の提出が義務づけられている。


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帝塚山大学で「地域福祉シンポジウム」
【大学】

2005.1202

帝塚山大学(奈良市)心理福祉学部は12月3日、地域福祉シンポジウム「これからの福祉は地域から」を実施する。地域に密着した福祉のあり方を奈良県に住む人たちと一緒に考える。

社会福祉法の改正で地域福祉が注目を集める中、奈良県から「地域主導型の福祉」を発信したいと企画。基調講演では「これからの地域福祉の展開」をテーマに、日本福祉大学の野口定久教授が講演するほか、「奈良から発信するこれからの地域福祉」と題して、同県十津川村の更谷慈禧村長、奈良県福祉部の植田康徳主幹、奈良市福祉協議会の仲島徳巳さんらがシンポジストとして参加する。

同大は今年4月、十津川村と「十津川村介護保険事業計画及び老人保健福祉計画策定業務に関する支援事業」を始めた。この事業を核に、山間地域の福祉について全国に発信する「十津川プロジェクト」に取り組んでいる。

シンポジウムは同大園前キャンパスで午後1時〜午後4時30分。だれでも無料で参加できる。問い合わせは同大心理福祉学部事務室(電話0742・41・4720)。

【帝塚山大学】 http://www.tezukayama-u.ac.jp/
(大学通信)


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教職 新必修課程導入か
【全般】

2005.1130

指導力不足教員が問題になる中、文部科学省は教員の指導力向上を目指し、大学の教職課程に新必修課程として、「教職実践演習」を取り入れる方向を示した。

今回導入される予定の「教職実践演習」は、実際に教職に携わったことのある教員による指導や模擬授業などの実践演習を中心とし、集団討議などを取り入れた双方向の演習課程で、これまでの一方通行な講義中心の課程とは大きく異なっている。新免許制度など教職制度とともに導入される予定だ。

現在、指導力不足教員として認定された教員は、全国で566人と過去最多人数になり、指導力不足教員の退職が増えている。この566人のうち、60%以上が在職年数20年以上の教員である、という調査結果も出ており、教員の資質能力と在職年数は比例しないことが明らかになった。


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淑徳大、空き店舗活用した「マッシュROOM」オープン
【大学】

2005.1125

淑徳大学総合福祉学部(千葉市)の学生が、千葉市内の商店会の空き店舗に「商学連携店舗」をオープンした。福祉機器の使い方などの情報提供や、千葉県内の養護学校などで製作した作品の展示に活用している。

商学連携店舗の「マッシュROOM」は千葉市中央区の白旗商店会に開店。千葉市が今年度から始めた商店会と大学との連携による空き店舗活用事業で選ばれた1号店で、千葉市が家賃と店舗改装費などを補助し、商店会役員と同大教員・学生で構成される委員会が運営する。

今年度は、6商店会から要望や空き店舗情報を集め、市内の大学・短大から運営プランを募集。寄せられた2大学5案から、淑徳大のプランが選ばれた。同市では来年度も事業を募集し、空き店舗を有効活用した商店会活性化に努める予定だ。

「マッシュROOM」は平日午後1時から6時まで、学生2人以上が常駐する。地域住民の交流の場として期待されている。

【淑徳大学】 http://www.shukutoku.ac.j
(大学通信)


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来春の高卒・大卒者 就職内定率上がる
【全般】

2005.1123

11月10日、文部科学省と厚生労働省が平成17年度の就職内定状況についての調査結果を発表した。

この調査によると、来春卒業予定の大学生の内定率が昨年の同時期で60.2%だったが、今年度は65.8%に上がり、3年連続で内定率が改善された。

しかし、短期大学と高等専門学校の就職内定率については両者とも昨年に比べ減少し、短期大学では1.3%、高等専門学校では5.1%昨年より下回った。

一方、高校新卒者への求人の数においては昨年より23.3%、内定率も5.1%増の44.0%にまで回復した。

大学の地域別就職内定状況をみても昨年より下回る地区はなく、中国・四国地区では、昨年同時期に比べ11.0%も増えている。

景気回復も就職内定率改善の理由のひとつに挙げられるが、高度成長期に大量採用した年代の定年退職が近づいていることが、企業の採用活動活性化につながっていると考えられている。


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立正大学がバーチャル・リアリティ利用した遠隔授業
【大学】

2005.1118

立正大学は2006年、仮想現実(バーチャル・リアリティー=VR)などを利用した独自の遠隔教育システムを使った遠隔授業を始める。

 システムは、文部科学省の補助事業「サイバーキャンパス整備事業」のひとつとして、同大と富士通などが3年計画で開発・研究してきた。これまでの研究で、従来のテレビ会議システムの3・5倍の解像度があるデジタルビデオ(DV)方式とテレビ会議(H323)方式を併用した遠隔授業、VRによる遠隔授業システムの開発が可能になった。

 VRによる遠隔授業システムでは、立体視用のヘッドマウントディスプレー(HMD)を使い、遠隔地の授業を実際に教室にいるような感覚で受講できる。HMDのスクリーンには教師画像、資料、パソコン画像の3機能を表示することもできる。

 DV方式とH323方式を併用した遠隔授業は、06年から実施予定。VRを利用した遠隔教育については、さらに教材開発を進める方針という。同大情報メディアセンターでは「授業の録画が簡単で、欠席者の補講が手軽にできる。大学内での遠隔授業だけでなく、他大学との授業連携も目指したい」としている。

【立正大学】 http://www.ris.ac.jp
(大学通信)


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東海大大学院、「魅力ある大学院教育」イニシアティブに採択
【大学】

2005.1117

東海大大学院が来年度に開設する医学研究科先端医科学専攻の「将来予測国際保健指導者養成コース」が文部科学省の2005年度「魅力ある大学院教育」イニシアティブに採択された。医療系分野では55大学70件の応募があり、採択された19件のうち、私立大は同大を含み3件だった。

 同大はWTO(世界保健機構)やJICA(独立行政法人国際協力機構)と連携し、アジアを中心に1996年から、各国政府機関などの保健医療担当者らを対象とした短期講座「21世紀保健指導者養成コース」を実施している。

 「将来予測国際保健指導者養成コース」は、この講座をさらに高いレベルの研究者養成プログラムに発展させ、将来の需要を予測して保健医療政策を立案する専門家を育成する。ITなどを活用し、具体的な予測モデルの作成や政策立案能力の修得をめざす。こうした専門家は、発展途上国を中心とした海外のニーズが高いとみて、留学生を含め、国内外から広く学生を募集する。

【東海大学】 http://www.u-tokai.ac.jp/
(大学通信)


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司法試験合格者数 早稲田大がトップ
【全般】

2005.1116


9日、法務省が司法試験の最終合格者を発表した。今年度の受験者数は、昨年度に比べ約4000人減の3万9428人で、合格者は過去最多だった昨年から19人減の1464人となり、対受験者合格率は3.71%と、過去10年の中で3番目の合格率だった。

合格者の平均年齢は29.03歳で、合格者数の男女内訳は、男性が1114人、女性350人。大学別では、昨年度と同様、1位が228人の早大で、2位は、昨年度早大と同人数だった東大で225人、3位は132人の慶應義塾大、次いで4位中央大が122人、5位京都大が116人と、順位は中央大と京都大が逆転した。

以下、合格者10人以上の大学の順位は、6位大阪大57人、7位一橋大51人、8位同志社大48人、9位名古屋大32人、10位神戸大・北海道大30人、12位東北大29人、13位明治大28人、14位立命館大26人、15位上智大24人、16位九州大・関西大23人、18位法政大22人、19位立教大19人、20位日本大14人、21位関西学院大・大阪市立大13人、23位青山学院大11人。

来年度からは法科大学院修了者と司法試験予備試験合格者対象の新司法試験が始まり、現行の司法試験は平成23年まで実施される。来年度の合格者数は新司法試験で900〜1100人、現行試験で500〜600人と、合計合格者数は今年度合格者数とほぼ変わらない数字を予定している。


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金沢工業大学で「夢考房プロジェクト」発表会
【大学】

2005.1111

金沢工業大学(石川県)は今月19日、「夢考房プロジェクト発表会」を開催する。夢考房プロジェクトは、学生が学科・学年を超えてプロジェクトを組み、設計・製作から予算・スケジュール管理まで、すべてを自分たちの手で運営する課外活動。今回は16のプロジェクトが活動の成果を発表する。

同大は、学生が自ら学ぶ教育を重視し、プロジェクト型の「工学設計教育」を授業に取り入れている。工作機械・工具が整った創造空間「夢考房」をつくり、学生の自主的なモノづくりの取り組みを支援している。同大の取り組みは文部科学省の「特色GP」に採択されたほか、就職内定率99・7%の実績からもその効果がうかがえる。

夢考房プロジェクトはソーラーカー、人力飛行機、ロボット、電気自動車、風力発電、ユニバーサルデザイン、小型無人飛行機−−など16件。今年度は「ソフトウェアモデリング」が飛行船ロボットを使ったコンテストで優勝するなど、実績がある。

発表会は同大で午前10時から。学生の発表後に、日産自動車総合研究所で活躍している卒業生が「夢考房プロジェクトを経験して」と題した講演を行う。問い合わせは夢考房プロジェクト発表会事務局(電話076・294・6749)。

【金沢工業大学】 http://www.kanazawa-it.ac.jp/
(大学通信)


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海外修学旅行先 1位オーストラリア
【高校】

2005.1109

文部科学省が発表した、「平成16年度の高等学校等における国際交流等の状況について」の調査結果によると、修学旅行先の参加生徒数1位はオーストラリアだった。オーストラリアは、前回3位で、3万3千970人の増加。

この調査は昭和61年度から隔年で行っており、前回の平成14年度調査に比べ、行き先国の順位は大きく変わった。

前回1位だった中国は、約2万2千人と大幅に参加生徒数が減って4位に落ち込んだ。これは、平成15年度に大流行した新型肝炎SARSや日中関係悪化による暴動多発によるもの。シンガポールでもSARSの影響で参加生徒数が8千人近く減り、4位から5位になった。

一方、平成13年度に起きたアメリカ同時多発テロ以降減っていたアメリカへの修学旅行参加生徒数は、前回の5位の2万640人から2万3千327人に増え、3位となった。

 海外への修学旅行参加生徒数は平成12年度まで増加傾向にあったものの、国際情勢の影響で平成14年度には前回比1万3千985人減、今回は同2万687人減と、約1割ずつ減っている。


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多摩美術大の取り組みが「特色GP」と「現代GP」に採択
【大学】

2005.1107

多摩美術大(東京都八王子市)の2つのプロジェクトが、文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」、「現代的教育ニーズ支援プログラム(現代GP)」にそれぞれ採択された。

「特色GP」は、大学教育の活性化に貢献する取り組みを対象とするプログラムで、同大の「マスマーケットへ向けたデザイン教育の実践」が採択された。企業をクライアントとして迎え、期間限定のスーパーマーケットやファストフードストアを展開した。学生の提案を企業で実践する産学官共同プロジェクトで、経済や産業構造の変動に対応するものであること、また、様々な学科の学生の参加が可能で、チーム力を活かした革新的なデザイン教育という点が高い評価を得た。

一方、「現代GP」は社会的に必要とされているテーマに対応する取り組みが対象で、「学生プロデュースによる地域伝統工芸活性化」が採択された。学生が地域の伝統工芸を学びながら、新しいアイデアを融合させることで、伝統工芸や地域文化の活性化に貢献することが目的。

すでに制作された試作品は今後、地域の協力でブランディングしていく予定。大学と地域やNPOの連携というだけでなく、学生と「伝統工芸者の技」との対峙が、高い評価につながった。また、同大では、こうした活動全体を通して学生の総合的なプロデュース力を育成することをめざしている。

【多摩美術大学】 http://www.tamabi.ac.jp
(大学通信)


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フェリス女学院大が「日本文学国際会議」
【大学】

2005.1104

フェリス女学院大(神奈川県)は11月25日と26日の両日、日本文学国際会議「和歌の文化学」を開催する。日本文学国際会議は今年で4回目で、毎年テーマを変えて行われる。2日間にわたって国内外の日本文学研究者が研究成果の発表、講演、シンポジウムなどを行う。

国際会議では、同大の教育・研究の柱である日本文学について、同大がどのような役割を担うのかを国内外に問いかけ、海外の日本文学研究者と議論することを目的に企画した。今年は古今集の成立から1100年、新古今集成立から800年にあたり、グローバルな視点から捉えた「和歌研究」がテーマだ。

和歌とその周辺にある文化や政治、人々の暮らしを通して、中古から中世に向かう日本の姿を浮き彫りにすることがねらい。韓国、中国、ブルガリア、アメリカ、オランダから6人の発表者を迎え、日本の研究者4人が発表する。また、1日目は青木生子・元日本女子大学長が基調講演するほか、競技かるた実演を行う。2日目はシンポジウムを実施する。

25日が午前9時40分から、26日は午前10時から。会場は同大緑園キャンパス8号館グリーンホール。問い合わせは日本文学国際会議事務局(電話045・812・9129)。入場無料。

【フェリス女学院大】 http://www.ferris.ac.jp
(大学通信)


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「魅力ある大学院教育」イニシアティブ審査45大学97件が採択
【大学】

2005.1102

20日「魅力ある大学院教育」イニシアティブ委員会において、審査結果がとりまとめられた。


「魅力ある大学院教育」イニシアティブとは、大学院における意欲的かつ独創的な教育取組を重点的に支援することにより、大学院の教育研究機能の強化・改善を目的として、文部科学省が新たに開始した事業。17年度予算額は30億円で、補助対象経費は各年度毎に1億円が上限となっている。


審査は、「人社系」、「理工農系」、「医療系」の各分野別に公募を行い、それぞれに設置された審査部会により、書面審査、ヒアリング審査、合議審査が実施された。研究教育機能の強化・改善に対し将来性があるかどうかが、この審査の鍵となった。


公募には、国立大64大学、公立大14大学、私立大69大学、計147大学338件の申請があり、国立大では、北海道大、東北大、東京大、京都大、大阪大、九州大など30大学、公立大では、首都大学東京と大阪府立大の計2大学、私立大では、慶應義塾大、早稲田大など13大学、全97件が採択された。


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立正大学が温泉掘削でキャンパス活性化
【大学】

2005.1028

立正大学(東京都品川区)は、埼玉県熊谷市のキャンパスに温泉を掘削する計画を進めている。今年2月、県から掘削許可を得て、来年3月までに掘り始める。温浴療法を学ぶ学科の新設も目的のひとつ。

 同大地球環境科学部では15〜16年前から、「熊谷キャンパスを掘れば温泉がでる」と推測していた。独立行政法人「新エネルギー・産業技術開発機構」の調査で、キャンパス周辺地域の地中深くに巨大な水の層があることが分かった。同大は過去の温泉掘削事例をもとにシミュレーション、1500メートル掘れば43度の温水が出ると判断し、掘削することを決めた。

 温熱を冷暖房の熱源に利用したり、介護や予防医療としての「温浴療法」を学ぶ学科の創設などを目標に掲げる。私立大学の厳しい競争に勝ち残る切り札として、新しい付加価値となる温泉に着目した。

 掘削予定地は、隣接する特別養護老人ホーム「立正たちばなホーム」に近いキャンパスの一角。わき出た温水を同ホームに給湯することも考えている。同大では、温泉施設を地域に開放して自由に利用してもらい、街の一角にキャンパスがあるような大学作りを目指したいと意気込んでいる。

【立正大学】 http://www.ris.ac.jp/
(大学通信)


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明海大学で「日本語教育国際フォーラム2005」
【大学】

2005.1027

明海大学(千葉県浦安市)と朝日大学(岐阜県瑞穂市)は11月26日、浦安市で「日本語教育国際フォーラム2005」を開催する。海外の日本語学習者の意欲を高め、日本語教育を促進することが目的で、今年が5回目。日本語教師や日本語教師を目指す大学生や中高生など、一般の人も自由に参加できる。

 元国立国語研究所長の水谷修・名古屋外国語大学長が「現代社会の動向と日本語教育」と題して特別講演するほか、国際日本語コンテスト、日本語教育国際シンポジウムなどを行う。

 国際日本語コンテストは、第1部の討論会、第2部のスピーチからなり、中国、台湾、韓国、オーストラリアで行われた日本語スピーチコンテストに入賞した高校生が出場する。シンポジウムは「日本語教育研究の現在」をテーマに、中国、台湾、韓国、オーストラリアの日本語教育の専門家がパネリストを務める。また、日本語教え方相談コーナー、コンテスト出場者への公開インタビューなども行われる。

 会場は明海大浦安キャンパス2102講義室。午前9時30分開場、10時開会。問い合わせは、日本語教育国際フォーラム組織委員会事務局(明海大企画部広報室)(電話047・355・1101)。

【明海大学】 http://www.meikai.ac.jp
(大学通信)


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中教審 義務教育改革の答申案を決定
【全般】

2005.1026

中教審義務教育特別部会は、義務教育のあり方について18日審議を行い、答申案が了承され、26日の中教審総会にはかられることになった。

この答申は、総論と各論からなり、総論においては、新しい時代の義務教育を創造する答申案として、(1)義務教育の目的・理念、(2)新しい義務教育の姿、(3)義務教育の構造改革、(4)国、都道府県、市区町村の役割の明確化と協力関係の強化、(5)義務教育の基盤整備の重要性、(6)義務教育の費用負担のあり方、の6項目を上げ、目指す義務教育の改革の基本的な方向性が述べられている。

各論では、学習指導要領の見直し、全国的な学力テストの実施などの教育内容の改善、信頼される教師の育成・確保、あるべき教師像の明示などの教師の質の向上について、義務教育費国庫負担制度のあり方などの財源確保についてなど、この改革を実現するための具体的な改革策や、審議過程に出されたさまざまな意見を盛り込んでいる。

新しい義務教育の姿として、生徒の問題行動など公立学校に対する不満などに対して、質の高い教師が教える、生き生きと活気あふれる学校を実現することを実現する。学校の教育力「学校力」を強化し、「教師力」を強化し、それを通じて子どもたちの「人間力」を豊かに育てることを改革の目標としている。


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学習院で「ゴルバチョフ元大統領と若者の集い」
【大学】

2005.1021

学習院(東京都豊島区)は11月13日、国際フォーラム2005「ミハイル・ゴルバチョフ元大統領と若者の集い―新しい時代と若者の役割―」を実施する。聴講は申し込み制で、だれでも参加できる。

ミハイル・ゴルバチョフ元大統領はソビエト連邦最初で最後の大統領で、1990年にノーベル平和賞を受賞した。今年はソ連ペレストロイカ20周年でもある。「ゴルバチョフ元大統領と若者の集い」は、若い世代との意見交換会として開催される。

学習院創立100周年記念講堂正堂で11月13日午後2時から(午後1時開場)。聴講希望者は、名前(ふりがな)、郵便番号、自宅住所、自宅電話番号を記入し、メール( mailto:koho-off@gakushuin.ac.jp )またははがき(〒171−8588 住所不要 学習院広報課「若者の集い」係)で申し込む。受け付け後に聴講券を発送する。問い合わせは学習院総務部広報課(電話03・3986・0221、内線2290)。

【学校法人学習院】 http://www.gakushuin.ac.jp/index.html
(大学通信)


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亜細亜大学が中国の大学と共同で学校運営
【大学】

2005.1020

亜細亜大学(東京都武蔵野市)は、中国の大連交通大学と「大連交通大学亜細亜国際商学院」の共同運営を行うことを決め、大連で調印式を行った。来年9月に開校する。

先月行われた調印式では、両大学の学長が、中国教育行政部門の認可申請に必要な共同学校運営協議書に署名した。中国の大学と日本の大学が共同で学校を運営するのは初めての試みという。

両大学は昨年10月に学術交流協定を締結。大連交通大学は、日本からの政府開発援助(ODA)を受けて来年3月、「中日友好大連人材育成センター」を完成させる予定で、その運営の中心的な役割を担う。日中ビジネスに精通した人材育成を目指し、亜細亜大と共に教育改革を進める。

【亜細亜大学】 http://www.asia-u.ac.jp/
(大学通信)


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子どもの心の安定は3歳までの愛情
【全般】

2005.1019

文部科学省の「情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会」の報告書によると、子どもの安定した自己を形成するには、特に母親や家族の愛情が重要で、情動の健全な発達のためには、乳幼児教育が重要であると提言している。

情動は、生まれてから5歳くらいまでにその原型が形成されると考えられている。また、1〜3歳の時の記憶・感情は普段忘れているが、脳の中に残っていて、ある引き金が引かれると動き出すという説もある。

適切な情動の発達については、3歳くらいまでに母親をはじめとした家族からの愛情を受け、安定した情緒を育てることが望ましいとしている。

また、生まれてから5歳までの情動の基盤を育てるための取り組みは非常に重要であり、その後の取り戻しは不可能ではないが、非常に困難としている。

※情動:怒り・喜び・悲しみ・憎しみなどのような一時的な感情の動きで表情、身振りなどの行動の変化や心拍数増加や血圧上昇などの自立神経系や内分泌系の変化を伴う。


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立命館アジア太平洋大が「アジア国際英語教育シンポジウム」
【大学】

2005.1017

立命館アジア太平洋大学(大分県別府市)は11月26、27日、開学5周年を記念して「アジア国際英語教育シンポジウム」を開催する。同大の言語インスティテュートと言語研究センターが主催する。

 近年大きな成果を収めていると言われるアジア各国の先進的な英語教育をテーマに、アジア太平洋における英語教育のあり方を探る。

 1日目は、元国連事務次長の明石康・立命館大学客員教授が「危機的状況にある日本の英語教育」をテーマに講演する。さらに、韓国、中国、台湾、ベトナム、タイ、アメリカから、英語教育で高い評価を受けている大学・高校の教員らをパネリストに招き、パネルディスカッション「アジアの英語最先端教育に学ぶ」を行う。2日目は各校で実際に行われている授業を再現する。

 参加費は5000円(学生は無料)。同大ホームページから申し込む。締め切りは10月27日。問い合わせは同大開学5周年記念アジア国際英語教育シンポジウム実行委員会事務局( mailto:apu1126@apu.ac.jp 、電話0977・78・1101、 ファクス0977・78・1102)。

【立命館アジア太平洋大学】 http://www.apu.ac.jp/index_j.html

【アジア国際英語教育シンポジウム】
http://www.apu.ac.jp/events/modules/conferences/?id=103
(大学通信)


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東京工科大が公開講座「ノーベル賞の候補をどう探すのか」
【大学】

2005.1014

東京工科大学(東京都八王子市)は10月26日、ノーベル生理学・医学賞の現選考委員会委員長を務めるアーバン・ウンゲルシュテット教授(スウェーデン・カロリンスカ研究所)を講師に招き、無料公開講座「ノーベル賞の候補をどのように探すのか」を開催する。

 ウンゲルシュテット教授は1987年からノーベル賞選考委員、2004年からノーベル生理学・医学賞選考委員会の委員長を務めている。講演では、「ノーベル賞とは何か」「候補者をどのように探すのか」について、実例を交えて具体的に語る。生理学・医学賞は今後、日本人の受賞が期待される分野でもある。研究者だけでなく、一般の人にとってもノーベル賞の持つ価値と、社会への貢献度を知る機会になる。通訳付き。

 時間は13時30分〜15時30分(開場は13時)。会場は東京工科大学片柳研究所地下大ホール。事前申し込みは不要。問い合わせは同大広報課(電話0426・37・2119)。

【東京工科大学】 http://www.teu.ac.jp/
(大学通信)


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福岡大学が高校生対象「川柳コンクール」
【大学】

2005.1013

福岡大学(福岡市城南区)は2009年、創立75周年記念事業のひとつとして「川柳コンクール」を開催する。今月末まで、高校生の川柳作品を募集している。

 「高校生活」をテーマにクラブ、サークルの活動や友情、恋愛、受験勉強、夢などを、「五・七・五」で表現する。活字離れが進む若い世代に、日本固有の短詩形文学に親しんでもらい、文化振興を図ることが目的。季語もなく自由に創作できる川柳を通して、日ごろ考えていることや社会に対するメッセージを募集する。

 大賞1点、優秀賞2点、入賞50点に、賞状と副賞が贈られる。応募締め切りは10月31日。選考結果は2月までに発表する予定。応募方法は学校名、学年、氏名(フリガナ)、年齢、性別、自宅住所、電話番号を作品に添え、郵送(〒814−0180福岡市城南区七隈8丁目19−1 ※「高校生川柳コンクール」と朱書き)またはメール( mailto:koho@adm.fukuoka-u.ac.jp )。1人何句でも応募できるほか、学校、クラス、グループなどでの団体応募も可。はがきでの応募の場合は1枚につき3句まで。問い合わせ先は同大企画広報課(電話092・871・6631)。

【福岡大学】
http://www.fukuoka-u.ac.jp/
(大学通信)


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学力向上には塾・予備校 保護者7割が支持
【全般】

2005.1012

内閣府が実施した学校制度に関するアンケート調査結果によると、学力向上の面で、「学校より塾・予備校の方が優れている」と回答した保護者が70.1%と7割を占めたことがわかった。それに対して、学校は4.3%にすぎなかった。

学習塾・予備校を選んだ理由(複数回答)は、「教え方がうまい」が64.6%、「受験に役立つ」が62.6%、「学習進度に応じた指導」が62.4%。

また、学校教育に「不満」または「非常に不満」と回答した「不満を持っている人」は、43.2%。教員に「不満」と回答した人が28.4%に対して「満足」と回答した人が27.3%と、「不満」が上回った。

このことから、現状の学校教育に対してを持ち、教師の指導力を信頼していない人が多いことがわかる。

同調査は、内閣府が、野村総合研究所に委託し同研究所のインターネット調査のモニター登録者のうち小中高生の保護者3620人を対象に行ったもので、回答数は1270人だった。


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立正大学が公開講演会
【大学】

2005.1007

立正大学(東京都品川区)は今月、静岡、郡山、新潟の各市で公開講演会を開催する。講師は同大教員が務め、それぞれの専門分野から研究と実践の成果を語る。

 静岡市は「危機対応と心のケア」をテーマに心理学部の小澤康司助教授が講演する。小澤助教授は、台湾地震や米国同時多発テロ、スマトラ沖地震・津波などの後に現地の日本人学校に派遣され、心のケア活動を行った。自然災害や事件・事故における被害者支援活動の経験から、心のケアのあり方について考える。

 郡山市では、文学部の小宮信夫助教授が講師を務め、「子どもの安全・地域の安全」をテーマに話す。犯罪が起こりやすい場所の見極め方、犯罪を起こさせない地域作りの方法を紹介する。

 新潟市のテーマは「人間環境と地球環境の汚染」。地球環境科学部の佐竹研一教授が、地球環境の汚染を例にして人類の発展とその将来を考える。

 開催日と会場は▽静岡市:10月8日 パルシェ会議室(静岡市葵区)▽郡山市:10月15日 郡山市労働福祉会館(同市虎丸町)▽新潟市:10月23日 ガレッソホール(新潟市花園)。予約不要、入場無料。時間はいずれも午後2時30分〜午後4時。各会場では、講演日の午後1時から午後4時まで入試相談会を行う。問い合わせは同大(電話03・3492・5262)。

【立正大学】 http://www.ris.ac.jp/
(大学通信)


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「高等学校卒業程度認定試験」(旧大検)の取得者数減少
【全般】

2005.1005

文部科学省が、去る8月4日・5日の2日間、全国47会場で実施した今年度第1回の「高等学校卒業程度認定試験」の実施結果を発表した。

出願者数は1万3576人(昨年度第1回比591人減)、受験者数は1万2068人(同628人減)、大学入学資格取得者は4387人(同694人減)、科目合格者は6670人(同29人増)と全体的に減少している。特に、資格取得者数は昨年度同回と比べて16.6%減と大幅に減少した。特に、男性の減少が大きく、約20%の減少。

大学入学資格取得者の平均年齢は19.8歳、最高年齢は55歳だった。

同取得者の最終学歴別の内訳では、中学校卒業者が233人(前年同回比60%減)、高等学校中途退学者が2898人(同24.3%減)、全日制課程在学者599人、定時制・通信制課程在学者404人(同10.2%減)、高等専門学校中途退学者109人(同9%増)、その他144人(15.2%増)で、中学卒業者、高校中退者の減少が目立つ。

同取得者の年齢別内訳では、16〜18歳が2277人と最も多く、全体の51.9%と過半数を占め、ついで、19〜20歳が1177人で26.8%で、16〜20歳が全体の8割近くを占めた。


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学習院大学が郡山で公開講演会を開催
【大学】

2005.1004

東京工科大学(東京都八王子市)は10月21日、産学官連携による共同研究の成果を紹介する「リサーチ学習院大学は11月20日、福島県郡山市で公開講演会を開催する。学習院女子大学の永井和子教授が「枕草子の世界」、学習院大の卒業生で俳優の児玉清さんが「小説を読まない国に未来はない」と題して講演する。学習院大と学習院女子大の入試相談会も併催する。

 14時から郡山ビューホテルアネックスで開催。終了は14時40分。事前申し込みは不要だが、来場者が定員(600人)を超えた場合には入場できないことがある。入場は無料でだれでも聴講できる。講演に関する問い合わせは、学習院公開講演福島桜友会事務局(電話0246・73・2529)。

【学習院大学】
http://www.gakushuin.ac.jp/univ/
(大学通信)


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東洋大学でシンポジウム「新時代を拓く公民連携」
【大学】

2005.1003

東洋大学(東京都文京区)は来年4月、公と民の新しい協力関係を作り、ビジネスの創出と拡大を課題に研究を行う「公民連携専攻」を、日本で初めて大学院経済学研究科に新設する。10月11日、新設を記念してシンポジウム「新時代を拓く公民連携」を開催する。

 同専攻は「公」「民」を連携させ、より良い社会を築くことを目指す。公共サービスの公設民営や民営化、公共資産の活用、公的助成で民間が行う地域おこしや技術開発などの分野がある。授業は平日の夜は大手町サテライトで、土曜の昼間は白山キャンパスで開講する。社会人対象で、1年間で修士の学位を取得できる。

 記念シンポジウムのプログラムは、元財務大臣の塩川正十郎・同大総長による講演とパネルディスカッションで、午前10時から白山キャンパス2号館スカイホールで行う。パネリストは日本政策投資銀行の根本祐二・地域企画部長ほか。参加申し込みは住所、氏名、電話番号を明記して、同大大学院教務課「公民連携専攻シンポジウム」係まで、はがき(〒112−8606 東京都文京区白山5−28−20)、電子メール( mailto:dai1@hakusrv.toyo.ac.jp )、またはファクス(03・3945・7657)。

【東洋大学】 http://www.toyo.ac.jp/
(大学通信)


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奈良大学が公開講座「地域デザイン講座2005」
【大学】

2005.0930

奈良大学社会学部は、奈良が好きな人や奈良で学びたい人、奈良の産業や企業に興味のある人などを対象に公開講座「地域デザイン講座2005 奈良発クリエイティブ」を開催する。【大学通信】

 講座は全4回で、地域の社会・産業を担う若手リーダーが講師を務め、奈良の特性を生かした事業展開や可能性を考える。各回のテーマと講師は▽10月12日「地場産業に見る伝統と革新」 三輪そうめん山本の山本太治社長▽10月19日「メディアによる奈良のプロデュース」 エヌ・アイ・プランニングの鐵東貴和・代表取締役▽11月30日「奈良から大阪へ カフェ&ショップの展開」 クリエイター集団「HUSH」の中本圭美さん▽12月7日「奈良から世界へ 企業家の群像」 ジャパン・ウェーブの岡本明義社長。

 「奈良マーチャントシードセンター」で18時半〜19時半。その後20時半まで交流会を行う。申し込み制で、各回の定員は50人(一般25人、学生25人)。社会学部が運営するホームページ「nara−cafe」か、ファクスまたは電子メールで申し込む。締め切りは第1回、第2回が10月10日必着、第3回以降は1週間前に必着。申し込み多数の場合は抽選する。問い合わせは同大(電話0742・44・1251、 mailto:nara-cafe@kir.jp )。

【nara−cafe】 http://nara-cafe.kir.jp/
【奈良大学】 http://www.nara-u.ac.jp/
(大学通信)


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全国公立小の校内暴力増加
【小中高】

2005.0928

文部科学省が22日発表した調査結果によると、04年度の全国の公立小学校の学校内の暴力行為は1890件で、前年と比べ18%増加となったことがわかった。これは、03年度調査の27%増に続き2年連続の大幅増加。

この調査は、04年度に発生した児童の暴力行為やいじめなどについて全国の教育委員会を通じて全ての公立小中高校を対象に実施しているもの。

校内暴力発生件数は、小学生が1890件(前年度比18%増)、中学生2万3110件(同6%減)、高校生5022件(同4%減)で、小学生のみが急増している。中学生、高校生はいずれも減少しているが、実数では中学生が圧倒的に多く、小学生の12.2倍に上る。

小学生の校内暴力の内訳は、生徒間暴力が992件(前年度比16%増)、器物損壊が544件(同14%増)、対教師暴力が336件(33%増)で、対教師暴力の増加率が最も高い。

対教師暴力は「教師の胸ぐらをつかむ」など一定の水準以上の暴力行為で学校から報告があがったもの。

また、学校外での暴力行為についても、中学・高校生が減少したのに対して、小学生は210件の19%増と大幅増加した。


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東京工科大学が研究成果を公開
【大学】

2005.0926

東京工科大学(東京都八王子市)は10月21日、産学官連携による共同研究の成果を紹介する「リサーチ・フォーラム2005」を東京都千代田区で開催する。テーマはバイオ・情報メディア研究だ。

 リサーチフォーラムは、同大の片柳研究所が推進する主な研究開発プロジェクトの成果を紹介するもので、同大と産業技術総合研究所が主催。

 再利用可能なオープンメディアリソース(山口治男・同大メディア学部長)▽Linuxオープンソース普及について(松下温・同大コンピュータサイエンス学部長)▽全自動で血液や細胞内のたんぱく質を分離・解析する装置の開発(産業技術総合研究所バイオニクス研究センター 横山憲二・副センター長)‐‐など研究発表のほか、特別講演、招待講演が行われる。

 午前10時から午後4時半まで、東京国際フォーラムで。参加は無料だが、事前登録が必要。詳細は同大ホームページに掲載している。問い合わせは同大研究協力部(電話0426・37・1163)。

【東京工科大学】 http://www.teu.ac.jp/
(大学通信)


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指導力不足教員の認定者566人
【全般】

2005.0921

平成16年度に児童生徒との適切な関係を築くことができないなど指導力不足と認定された教員数が566人となり、前年度から85名(17.7%)増加し過去最多となったことが文部科学省の調査によりわかった。

この調査は、47都道府県教育委員会及び13指定都市教育委員会を対象として、平成17年4月1日現在の状況について調査したもの。

過去の認定者数は、平成12年度65名、平成13年度149名、平成14年度289名、平成15年度481名と毎年増加している。

性別では、男性(72%)、女性(28%)と男性が7割以上を占めている。
在職年数別では、20年以上(62%)、10〜20年未満(35%)、6〜10年未満(3%)、5年以下(1%)で、10年以上在職の合計が97%と在職年数が長いほど多い。
年代別では、40代(50%)、50代(34%)、30代(15%)、20代(1%)で40代以上が8割以上を占めている。
学校種別では、小学校(49%)、中学校(28%)、高等学校(15%)、特殊教育諸学校(8%)で、義務教育の小中学校で77%を占めている。


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明治大学が商学部のカリキュラムを改革
【大学】

2005.0916

明治大学は来年4月、商学部のカリキュラムを改革する。昨年、学部開設100周年を迎え、21世紀型の新しい教育システムを目指す。

改革の核となるのはゼミナール教育。2年次から4年次まで、商学専門演習と総合学際演習の2系統のゼミナールで学ぶ「ダブル・コア」を導入する。また、7コースから専攻分野を選択する3年次のコース制に、新しく「クリエイティブ・ビジネスコース」を開講する。スポーツビジネスやレジャービジネスなど、エンターテインメント産業に関する科目や、バイオ産業、知的財産に関する科目、起業するときの資金調達に関する科目など、既存の学問体系にとらわれない科目を設ける。

さらに、外国語教育では、来年度入学生から年1回TOEICを受験して到達度を測り、英語の習熟度別クラス編成を実施する。3、4年次に英語、ドイツ語、フランス語、中国語の練成演習が開講、4年間かけて語学力を高めていく。

【明治大学】 http://www.meiji.ac.jp
(大学通信)


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コンピュータで指導できる教員は68%
【小中高】

2005.0914

文部科学省は8月2日、平成16年度における公立学校の教育の情報化の実態調査(平成17年3月31日現在)の調査結果を発表した。

それによると、コンピュータで指導できる教員の割合は、全体で68.0%(同60.3%)、小学校で80.1%(同72.7%)、中学校で60.5%(同53.8%)、高等学校で55.1%(同46.1%)となっており、前年と比べて全体で8ポイントほど増加しているが、7割にとどまっている。ただ、コンピュータを操作できる教員は、94.9%で、ほとんどの教員が操作はできるという結果となっている。

指導できる教員の割合を都道府県別で比べると、上位から、沖縄県94.7%、新潟県90.6%、岐阜県87.7%、大分県87.0%、茨城県81.3%の順。下位からは、和歌山県55.9%、大阪府58.5%、青森県59.4%、山形県60.2%、北海道60.3%。コンピュータを操作できる教員の割合では、東京都が最低で、90.2%となっている。

インターネットに接続している学校数は、3万7951校で、接続率が99.9%(前年度99.8%)で、ほぼ100%。

このうち、動画像のスムーズな送受信が可能となる回線速度(400Kbps以上)での高速インターネット接続は、接続校全体の81.7%(同71.6%)となり、ブロードバンド化が進んでいることがわかる。

回線種類別では、光ファイバー専用回線による接続が最も多く、32.5%、次いでADSL接続が20.9%、CATVによる接続が16.3%。

コンピュータの整備の実態は、教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数は、全体で8.1人、小学校10.1人、中学校4.1人、高等学校6.2人と、中学校が最も整備されている。


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神奈川大学が高校生向けに大学授業の体験講座
【大学】

2005.0909

神奈川大学は今秋、高校生向け公開講座を実施する。高校生や受験生に「大学ではどんなことを学ぶのか」を知ってもらうためで、受講申し込みを受け付けている。

テーマは法学入門、経済入門、国際経営入門、ことばと文化、人間と社会、理学入門、工学入門の7つ。テーマはそれぞれ同大の学部の学習内容に対応する。1テーマにつき3回(人間と社会は6回)講義を行い、各学部の専任教員が講師を務める。1回の講義は90分。専門的な内容を、高校生にも分かりやすく取り上げる。

期間は10月15日〜12月3日の土曜日で、開講日はテーマによって違う。時間は午前10時半〜正午。受講は無料。公開講座申込書に必要事項を記入し、郵便またはファクスで申し込む。1講座につき50人を募集する。申込書は同大ウェブサイトからダウンロードできる。申し込み受け付けは9月30日まで。問い合わせは同大広報事業課(電話045・481・5661)。

【神奈川大学】 http://www.kanagawa-u.ac.jp
(大学通信)


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東京都公立校の学校内暴力 中高で減少
【小中高】

2005.0907

文部科学省が実施した「平成16年度における児童・生徒の問題行動等の実態について」の調査結果によると、学校内における暴力行為の発生状況は、前年度に比べ、発生件数で、中学校、高校で減少したことがわかった。

学校内における暴力行為の発生件数は、小学校は36件、中学校は508件、高校は23件で、中学校、高校では前年度に比べて減少しているが、小学校ではわずかに増加している。

学校内における発生校数は、小学校は25校(28校)で全体の1.9%(2.1%)、中学校は181校(209校)で同27.8%(32.0%)、高校は22校(22校)で同10.9%(10.6%)。校数では、小学校、中学校で減少し、高校で同数となっている。※( )内は昨年度。

形態別にみると、小学校では学内において器物損壊が多く、中学校は学校内において生徒間暴力と器物損壊、学校外では生徒間暴力と対人暴力が多い。高校は、学校内において生徒間暴力が多い。

加害児童・生徒を男女別に見ると、小学校、中学校、高校とも男子が大部分を占めている。

都教育委員会は、暴力行為を未然に防止し、児童・生徒が生き生きとした学校生活を送ることができるよう、生活指導の充実や問題行動の防止等について、区市町村教育委員会、学校への指導の充実・徹底に努めている。


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亜細亜大が「アジア・国際経営戦略研究科」新設記念シンポジウム
【大学】

2005.0905

亜細亜大学は今月15日(木)、来春の「アジア・国際経営戦略研究科」新設を記念してシンポジウムを開催する。

「アジア・国際経営戦略研究科」は、経済発展の著しいアジア諸国に焦点を当てた研究科で、とくに中国の成長を見据え、これからの国際経営競争に打ち勝てる手腕を身につけたビジネスリーダーの養成を目的としている。

同研究科は平日の夜間と土曜日を利用する昼夜開講型の教育システムで、大学を卒業して3年以上の職務経験をもつ社会人対象の「1年終了コース」を設置するため、シンポジウムでも、一般社会人の参加を広く受け入れる。

シンポジウムでは「日中間の新たなビジネスモデル構築〜亜細亜大学大学院の挑戦〜」をテーマに講演とパネルディスカッションを行う。

東京都千代田区の経団連会館で、15時半から(受付は15時)。定員200人。事前申し込みが必要。申し込みは電子メール( mailto:aibs@asia-u.ac.jp )またはファクス(0422・36・1075)で、9月12日(月)まで受け付ける。定員になり次第締め切り。入場料は無料。問い合わせは同大広報課(0422・36・3237)。

【亜細亜大学】 http://www.asia-u.ac.jp/
(大学通信)


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桜美林大学で高大連携を考えるシンポジウム
【大学】

2005.0901

高大連携の現状と展望をテーマにしたシンポジウムが、桜美林大学(東京都町田市)で開催された。同大は、大学の授業のありのままを高校生が体験し、単位を取得できる「高大連携制度」を2003年度から導入している。受講生は今年春学期までに延べ200人を超えた。

同大では、特別聴講学生として高校生を受け入れるほか、大学教員の高校での出張講義、大学生を高校に派遣して進路などの相談に応じる交流会などを行っている。シンポジウムでは、受講した高校生、大学教員、高校教員、大学生の4人がパネリストを務め、それぞれの経験を元に活発な議論を行った。

高大連携の問題点として、「経済を学ぶのに不可欠な『数学A・B』を学ばない高校があり、大学教育と高校教育の溝を埋める必要を感じる」「数学や簿記の基礎を理解するために、大学生が高校の授業を受けてもいいのでは」(堀潔・経済学部教授)、「高校生が受講しやすいように、大学の授業の導入になるような講習期間がほしい」(都立小川高3年の吉田諒さん)−−といった提案があった。

一方、評価できる点として「特別聴講学生制度は、高校生が進路を考える際にプラスになっている。また、大学生と高校生との交流は、ともに将来を考えるいい刺激になっているようだ」(神奈川県立生田東高の佐野英樹教諭)、「大学の授業を経験することで、入学後の自分が想像できないという不安が取り除ける」(同大文学部言語コミュニケーション学科4年の松田桂さん)「大学は学びたい人が学びたいことを学ぶところ。これまで漠然としていたが、進路を決めることができた」(小川高の吉田さん)−−などの意見が出された。

同大の大道卓副学長が「高大連携は、高校生が大学の授業を受けることだけではない。大学、高校がそれぞれ考えていることを意見交換してこそ、真の高大連携につながると思う」とまとめた。会場に集まった高校教諭からも質問が寄せられ、参加者にとって、貴重な意見交換の場になるとともに、高校と大学の接続のあり方を考える機会になった。

【桜美林大学】 http://www.obirin.ac.jp
(大学通信)


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漢字能力が低い大学生 正答率4割を切る
【全般】

2005.0831

財団法人日本漢字能力検定協会が今年4月から5月にかけて実施した「2005年度 漢字能力調査」の結果によると、正答率(被験者平均正答数/全問題数)が、中学1年生で78.5%、高校1年生で59.0%、大学1年生で39.8%、新卒社会人で60.7%と、大学1年生が最低で4割を切ったことがわかった。

問題は、漢検の過去問で、中学1年生は漢検5級(小学校卒業程度)、高校1年生は漢検3級(中学校卒業程度)、大学生と新卒社会人は漢検2級(高校卒業程度)のものを使用した。

中学1年生は小学校卒業に見合う程度の漢字学習を積んで中学生になっているが、高校生・大学生・新卒社会人に関しては、正答率が6割〜4割弱で、各教育課程の漢字を習得していないまま、卒業してしまっているという憂慮すべき実態が明らかになった。

出題分野ごとの結果では、「熟語構成」や「四字熟語書き取り」など、漢字の意味を理解して適切に使えるかを問う問題や、文中の誤字脱字を見極める問題の正答率が全体的に低く、年代別では、中等教育から高等教育に進むにつれて、習熟度が下がり、高学年になるほど漢字の学習がおろそかになっていることがわかった。


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フェリス女学院大学 現代GP、特色GPに計3件採択
【大学】

2005.0830

フェリス女学院大学(神奈川県横浜市)の取り組みが、今年度の文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に2件、「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に1件採択された。

現代GPは、「地域活性化への貢献(地元密着型)」のテーマで、「地球温暖化抑制に向けた環境教育拠点の形成 地域に開かれたエコキャンパスと環境情報発信による地域連携」が採択された。同大には、風力発電などのエネルギー施設やビオトープがあり、地域と連携したプロジェクトを実践して温暖化防止対策の活性化に務めている。

また、「知的財産関連教育の推進」 のテーマで、「若い女性の視点からの音楽コンテンツ創造」も採択された。音楽学部では新しい時代の音楽文化クリエーター育成を目指すプロジェクトを進め、アニメ・ゲーム音楽の制作やマルチメディア著作権ビジネスなどの科目を開講している。

特色GPでは、「読書運動プロジェクト『フェリス1冊の本』〜読書の種を蒔く」が採択された。全学で1冊の本を共有し、読書を授業カリキュラムと連動させたり、本の世界のイメージを作曲、演奏したりして、本を体感する試みを行っている。本を楽しむ環境を大学の中に作り、知の基盤とすることがねらいという。

現代GPに採択されたのは84件で、このうち複数採択されたのは7大学。内訳は国公立3大学のほか青山学院大、同志社大、立命館大で、総合大学が占めるなか、フェリス女学院大が健闘した。

【フェリス女学院大学】 http://www.ferris.ac.jp
(大学通信)


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児童生徒のキャリア教育を推進する「キャリア教育推進フォーラム」が開催
【全般】

2005.0824

文部科学省は、児童生徒ひとりひとりの勤労観や職業観を育てるキャリア教育を推進するための「キャリア教育推進フォーラム」を全国2カ所(西部地区と東部地区)で開催される。これに伴い、参加希望者を募集している。

このフォーラムは、家庭、地域、産業界が一体となって社会全体でキャリア教育を推進し、キャリア教育の意義を普及させるとともに、自治体や学校の積極的な取組などについて紹介することによりキャリア教育の方向性をわかりやすく示し、キャリア教育を推進することを目的としている。

内容は、基調講演、事例発表、シンポジウム(テーマ:学校、家庭、地域の連携におけるキャリア教育について)。

各会場の日時詳細等は次の通り。

<西部地区>
日時:9月3日(土)12時30分〜16時30分
会場:アステールプラザ 大ホール(JR広島駅から市内電車「市役所前」下車600m又は舟入町下車400m又はバス「厚生年金会館前」下車200m)
問い合わせ・詳細:広島県教育委員会事務局教育部指導第二課専門教育係
Tel.082-513-4998 Fax.082-222-1468
http://www.pref.hiroshima.jp/kyouiku/hotline/06senior/2nd/careerforum/index.html

<東部地区>
日時:9月25日(日)12時〜16時。
会場:横須賀芸術劇場 大劇場(JR横須賀駅、京急線汐入駅)
問い合わせ詳細:神奈川県教育委員会教育局子ども教育支援課教育指導担当
Tel.045-210-1111(内8233) Fax.045-210-8937
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/ed_sien/caforum/index.htm

文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/08/05080503.htm


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武蔵工業大学で中高生「バッテリーカー・コンテスト」
【大学】

2005.0822

武蔵工業大(東京都世田谷区)は8月27日、中高生による手づくりバッテリーカー・コンテスト2005を開催する。コンテストは、若者の理科離れや製造業の空洞化など、技術立国・日本の伝統が揺らぎだした社会風潮に対し、1998年、工学部機械工学科の教員有志が創設した。今年は高校生を中心に全国から30以上のチームが参加する。

「ものづくりの楽しさ」を感じる機会を提供することがねらいで、バッテリーをエネルギー源とする自動車レースを通して「環境とエネルギー問題」を認識し、技術立国を担う人材育成の願いが込められている。

独立行政法人産業技術総合研究所との共催で、会場はつくば市にある同研究所つくばセンター。北サイトにある1周3200メートルの周回路を、2時間でどれだけ回れるか走行距離を競う。車両の軽量化や車体のデザイン、駆動系統の工夫が勝負を分ける。

10時半から開会式が行われ、レースは11時にスタートする。

【武蔵工業大学】 http://www.musashi-tech.ac.jp
(大学通信)


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不登校児 3年連続減少
【小中】

2005.0817

文部科学省が12日公表した平成17年度学校基本調査速報によると、平成16年度間の長期欠席者(30日以上の欠席者)のうち、「不登校」を理由とする児童生徒数は12万3千人(前年比3千人減)で3年連続して減少したことがわかった。

平成16年度間の長期欠席者数は、小学校5万9千人(前年度間より3千人減少。対前年度比4.6パーセント減)、中学校12万8千人(前年度間より4千人減少。対前年度比2.7パーセント減)の合計18万7千人(前年度間より6千人減少。対前年度比3.3パーセント減)。

そのうち、「不登校」を理由とする児童生徒数は,小学校2万3千人(前年度間より1千人減少。対前年度比3.2パーセント減),中学校10万人(前年度間より2千人減少。対前年度比2.1パーセント減)の合計12万3千人(前年度間より3千人減少。対前年度比2.3パーセント減)で,3年連続減少。

在学者数は、中等教育学校を除き、幼稚園から高校までの各学校段階で減少し、小学校、中学校で過去最低となった。

小学校の児童数は、719万7千人(前年度比3千人減)で24年連続して減少し過去最低。中学校の生徒数は、362万6千人(前年度比3万7千人減)で、19年連続して減少して過去最低。高校の生徒数は、360万5千人(前年度比11万4千人減)。
中等教育学校の生徒数は7千人(前年度より1千4百人増加)。


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新しい体験学習「学びの支援フォーラム」が開催
【小中】

2005.0810

20日(土)・21日(日)の両日、小中学生とその保護者対象に、国公私立大学が子どもたちに最先端の学びの楽しさを体験する機会を提供するイベント「学びの支援フォーラム」が開催される。 

16のブースと1つのステージが設置される大学別学びの支援ブースでは、慶應義塾大学の「いのちのしくみ”には不思議がいっぱい」、早稲田大学の「音声対話ロボット“ROBISUKE”」など、各大学の研究プログラムなどが公開される。

ロビーギャラリーのステージなどで行われる体験型ワークショップでは、千葉工業大学の「ロボット解体ライブ」など子どもたちが体験できる実習・実験などが行われる。
夏休みの自由研究に活用できるテーマが盛りだくさんという。

参加大学は、慶應義塾、早稲田、明治、中央、法政、東京理科、武蔵工業、東京電機、東京農業、女子栄養、多摩美術、千葉工業、帝京、東京海洋、東京工芸、東京情報の16大学。

開催時間は、午前10時から午後4時まで。
会場は、東京国際フォーラム ロビーギャラリー・4F会議室(JR有楽町駅・東京駅)。


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東京電機大学鳩山キャンパスで小中学生向け理科教室
【大学】

2005.08.08

東京電機大学理工学部(埼玉県鳩山町)は今月20日、「親子で学ぶおもしろサイエンス 楽しい1日理科実験室」を行う。小中学生親子が対象で、参加は無料。

主な内容は▽不思議なマドラーを作ろう(ガラス細工)▽ペットボトルで遊ぼう▽爆発するアルコール(有機蒸気も爆発する)▽火を噴く怪獣▽銀メッキのアクセサリー▽光る液体(人工ホタル)ほか。興味あるテーマの実験に順次参加できる。

申し込み制で、締め切りは16日。親子60組120人を募集する。申し込みは、住所、参加者名、年齢、連絡先を記入し、はがき、ファクスまたはメールで東京電機大学理工学部広報センター(〒350−0394埼玉県比企郡鳩山町石坂、電話049・296・2911、 mailto:ri.koho@jim.dendai.ac.jp 、ファクス049・296・0501)。当日は活動的な服装で。タオル、軍手、ペットボトル数個(大小を問わない)、ナイフ、ラジオペンチ、はさみの準備が必要になる。

【東京電機大学】 http://www.dendai.ac.jp
(大学通信)


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特色ある大学教育支援プログラム47件採択
【大学】

2005.0803

文部科学省は7月22日、特色ある大学教育支援プログラムの審査結果を発表した。国公私立の大学、短期大学から410件の申請を受け付け、そのうち47件が採択された。

募集テーマとしては、「主として総合的取組に関するテーマ」(7)、「主として教育課程の工夫改善に関するテーマ」(15)、「主として教育方法の工夫改善に関するテーマ」(12)、「主として学生の学習及び課外活動への支援の工夫改善に関するテーマ」(6)、「主として大学と地域・社会との連携の工夫改善に関するテーマ」(7)の5テーマ例が設定された。( )内は採択数。

単独の取組の内訳は、大学は、国立12件、公立2件、私立20件、短大は、公立3件、私立8件。複数大学の取組は2件。

同プログラムは、大学教育の改善につながる取組のうち、特色ある優れたものを選定し、重点的に補助金を配分するもの。


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理系学生に向けた関西学院大学の英語教育システムが特色GPに採択
【大学】

2005.08.01

関西学院大学理工学部の教育プログラム「理系のためにデザインした英語教育システム」が、2005年度の文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に「教育課程の改善」のテーマで採択された。

科学技術の分野は国際競争が激しく、研究活動には英語によるコミュニケーション能力が不可欠とされる。だが、理工系学部の学生は、数学や理科を中心に受験勉強をしてきた場合が多く、英語の苦手な学生が少なくない。大学入学後も専門教育の負担が大きく、外国語教育は軽視されるケースが多かった。

関西学院大学は02年度から、理工学部の全学生を対象に、理系学生のための英語教育システムを導入した。各学科の専門分野にあった内容をネイティブ・スピーカーによる少人数授業で学ぶほか、3年次の「科学技術英語実習」で、日本語を使わないで4泊5日を過ごす“英語漬け合宿”を実施する。同大は、海外の大学とのテレビ会議が行える演習室を設置しているほか、米イリノイ大学やプリンストン大学の学生とのディスカッションなども、英語力の向上、英語学習意欲の向上に効果があるとしている。

【関西学院大学】 http://www.kwansei.ac.jp/
(大学通信)


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数学五輪で日本は8位
【中高】

2005.07.27

世界各国の中高生が参加し数学の難問に挑戦する「国際数学オリンピック」がメキシコのメリダで開催され、日本代表の中高生6人が参加した。

文部科学省の発表によると、国別成績は、前年に引き続き、91カ国中8位で過去最高の成績。個人では、約500人参加した中で、金メダル3人、銀メダル1人、銅メダル2人と全員がメダルを獲得した。

国別の1位は中国、2位は米国、個人の金賞は42人、銀賞は79人が受賞した。

金メダルは、筑波大附属駒場高(東京都)3年の栗林司さん、同高2年の渡部正樹さん、私立高田高(三重県)1年の片岡俊基さん。銀メダルは、筑波大附属駒場高3年三谷明範さん、銅メダルは同高2年の中村勇哉さん、同中2年の副島真さん。


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「子どもが担う次代の文化力 タウンミーティング イン 京都」参加者募集
【小中高】

2005.07.26

文部科学省は21日、子どもたちと文化の関わり方などについて意見交換を行う「子どもが担う次代の文化力 タウンミーティング イン 京都」の開催概要及び参加者募集について発表した。

同イベントは、自分たちが住む京都の郷土文化や日本の文化に興味・関心を持ち、理解を深めていくために必要なことや、子どもたちと文化の関わり方などについて率直な意見交換を行うもの。

次世代の担い手である子ども達が、日本の文化について興味を持ち、理解を深めることは、日本の文化を着実に守り伝えていくため、そして、文化を通じた国際交流を図るために必要で、さらなる発展の基盤となるとしている。

実施日時は、8月18日(木曜日)(13時30分〜15時10分)。
会場は、京都市学校歴史博物館(京都市下京区御幸町通仏光寺下ル橘町437)。
対象は、小学5年生〜高校生(高校生以外は保護者同伴)で、子どもと保護者あわせて200名程度。応募者多数の場合は抽選。

申込期間は、7月22日(金曜日)9時〜8月10日(水曜日)17時(必着)。
参加申込先は、「タウンミーティング イン 京都 参加係」〒108-0014東京都港区芝5-3-7 三田奥山ビル4階-A FAX:03-5444-7602 TEL:0120-474-192。

申込方法は、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、性別、年齢、電話番号、託児所利用希望者は子どもの人数と年齢、車椅子での来場、手話通訳の希望、を記入の上、上記参加申込先までハガキ、FAXまたはタウンミーティングホームページの参加申込みフォームで申し込む。

詳しくは、タウンミーティングホームページ http://www8.cao.go.jp/town/


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自己表現力コンクール作品募集
【全般】

2005.07.25

文部科学省「学びんピック」認定大会の「自己表現コンクール」が応募作品を募集している。

「自己表現力コンクール」は、子ども、子どもをもつ親、指導者を対象にしたコンクールで、俳句、短歌、詩、作文、小説、漫画、絵画、版画、CG、作曲、「総合的な学習の時間」の体験レポートや研究論文、音声や英語による表現作品まで、自分で感じ、自分で調べ、自分で考えたことを分野を問わず応募できる。

応募作品は、講評され返却される。
募集は、川柳、短歌、詩、作文、絵画、写真、音声での自己表現、英語で自己表現、私のベターライフスタイル、アンデパンダンの部の11分野。

対象部門は、幼児、小学生、中学生、高校生、一般の5部門。
受付締切は、9月6日(消印有効)、講評審査は、9月から11月、作品返却及び作品集の発行、表彰式は12月を予定している。

詳しくは、NPO法人現代用語検定協会 「自己表現力コンクール」実行委員会
TEL042-331-2172 FAX042-350-6217 mail:info@genken.com
http://www.genken.com


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官公庁を見学する「夏休み子ども見学デー」が開催
【小中】

2005.07.21

文部科学省は、8月24日、25日の両日、全国の小・中学生(原則として保護者同伴)を対象に「子ども霞ヶ関見学デー」を実施する。

このイベントは、子どもたちに対し業務説明や職場見学などを行うことにより、親子のふれあいを深め、子どもたちが夏休みに広く社会を知る体験活動の機会とし、併せて業務に対する理解を深めてもらうことを目的としたもの。

当日は、こどもたちの興味にあわせて霞ヶ関を自由に歩くことができるよう、参加者に各府省庁等のプログラムと地図が入った「子ども見学パスポート」が配布され、併せてスタンプラリーが実施される。
その他、同日に各府省庁等による関連イベントが開催される。

プログラムには、あらかじめ申込みが必要なプログラムと当日参加できるプログラムがあり、あらかじめ申込みが必要なプログラムについては、各府省庁が定める締切日までに申し込む必要がある。

また、少年自然の家などその他機関により、夏休み期間中で各機関で設定した日に、「夏休み元気企画・トーヤ子ども地球クラブ」、「親子施設見学会」など様々なイベントが開催される。

詳しくは、文部科学省http://www.mext.go.jp


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東京都の教員採用試験に出題ミス
【全般】

2005.07.13

東京都教育委員会は、10日に行われた平成18年度東京都公立学校教員採用候補者選考(第1次選考)の「音楽」専門教養問題の一部に誤りがあったことを12日に発表した。

誤りがあった問題は、小・中・高と盲・ろう・養護学校の専門教養問題の「音楽」で、世界の民族音楽に関する問題で、提示した楽譜の一部に音符の付点が欠落する誤り。

対象となる受験者は、小・中・高と盲・ろう・養護学校の音楽教員をめざす553人。
都教委は、この設問を採点から除外する処置をとった。


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求められる教員養成
【全般】

2005.07.11

 日本の子どもたちの学力低下が懸念される中、先月22日、フィンランドのトゥーラ・ハータイネン教育相が日本記者クラブで会見し、昨年実施された国際的学力到達度調査でフィンランドが「義務教育世界一」となった大きな要因のひとつは教師の質の高さだと語った。

 フィンランドの教師はすべて修士号を取得している。フランス・ドイツなどでも教師教育は大学院レベルで実施され、アメリカにおいても継続雇用の教師には修士号を要求し、実際7割以上の教師が修士を、4割の校長が博士号を取得している。

 一方、日本では現在修士取得者(教職の専門教育とは限らない)は、小学校教師の1.4%、中学校教師の2.7%、高校教師の24.5%にとどまり、先進諸国の中では最も低いランクに位置している。

 教職が医者や弁護士などと同様に「専門職」として認識され、専門家としての高いレベルの教師教育が行われるよう、今日本は教員養成や教員免許制度において新たな段階を迎えようとしている。


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都立学校の給食に異物混入
【全般】

2005.07.07

 東京都教育委員会は6日、都立学校の1校において平成17年4月以降に、学校給食への異物混入が5件発生したと発表した。

 児童、生徒及び教職員への被害はなかったが、異物混入が連続して発生したため、学校は臨時全校保護者会を開催し事実経過を説明した。

 異物の混入は、釘(直径1ミリ、長さ16ミリ)、スポンジのかけら(長さ5ミリ程度)、
ステンレスの破片(厚さ0.1ミリ、長さ6ミリ)、注射針の先端(直径0.7ミリ、長さ11ミリ)、木片2片(太さ0.6〜1ミリ、長さ10〜15ミリ)。

  同委員会は、学校給食への異物混入が今後発生しないよう、再発防止に取り組み、学校においては、物資納入時、調理中及び配膳時の確認を強化、教職員による確認を行い、食材納入業者への指導も強化する。
 同委員会は、7月5日付で学校給食実施校に対し、異物混入時の対応の徹底を図るよう通知した。


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亜細亜大学が「高校生英語スピーチコンテスト」
【大学】

2005.04.20

 亜細亜大学(東京都武蔵野市)は、「第5回高校生英語スピーチコンテスト」を実
施する。【大学通信】

 コンテストは、高校生に英語スピーチの機会を提供し、同大の英語教育や国際教育を理解してもらうため、同大が2001年に始めた。昨年と今回、文部科学省の「学びんピック」に認定された。全国の高校生が対象で、テーマは自由設定。英語が母国語、または公用語の生徒は参加できない。カセットテープやMDに録音したスピーチと原稿で第1次審査を行い、12人が本選に出場する。
 応募締め切りは6月15日。本選は8月6日に行われる。最優秀賞1人、優秀賞2人には奨学金などが贈られ、受賞者が同大に入学し、海外留学プログラムに参加すると、参加費が減額される。特別賞2人にも奨学金が贈られる。
 応募の問い合わせは、同大広報部広報課「高校生英語スピーチコンテスト」係(電話0422・36・3238)。ホームページでも問い合わせを受け付ける。

【亜細亜大学高校生スピーチコンテスト】 http://www2.asia-u.ac.jp/%7Espeech/


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大阪学院大学がケンブリッジ大学クイーンズカレッジと遠隔授業
【大学】

2005.04.11

 大阪学院大学(大阪府吹田市)は今年度、ケンブリッジ大学クイーンズカレッジとインターネットによる遠隔講義を開講する。
 開講科目は、経済学部の専攻科目「経済学特別講義1」。ケンブリッジ大学クイーンズカレッジのM・ミルゲート博士が講義を担当する。テーマは「Global Perspectives(世界的な視点)」で、1945年以降に起きた様々な出来事を順序立てて考え、現在と未来の世界情勢を考察する。グローバル社会で経済、政治、社会動向を客観的にとらえられる学生の育成が目的。
 1979年に両校が学術交流協定を締結してから、大阪学院大からは夏期海外研修や短期留学プログラムなど、500人を超える学生が同カレッジでの研修に参加し、ケンブリッジ大学東洋学部からは、約20人の学生が同大で学んだ。1997年の同大の入学式にはクイーンズカレッジの学長が来日し、交流を深めている。
 講義は通年で、外国語学部のN・M・シャクルトン助教授が学生の指導とサポートをする。9月にはクイーンズカレッジへの短期留学の予定もある。

【大阪学院大学】 http://www.osaka-gu.ac.jp/


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奈良大学が「奈良文化論」の講義を一般公開
【大学】

2005.04.08

 奈良大学は、今年度の奈良学講座「奈良文化論」の一般公開を始めた。奈良の風土を構成する側面について考える場を提供するのが目的。同大教員や、奈良にかかわる人を講師に招き、7月まで12回の講義を行う。
 全講座の共通テーマは「大和、みず物語」。「奈良文化論1」が4月9日に開講し、第1回目は浅田隆・同大国文学科教授が担当するほか、天気や水質改善、大和川水運、庭園、古墳と周濠、環境など、「みず」をめぐるさまざまな話題について講義が行われる。
 学生にとっては正規の授業だが、一般市民は予約不要、無料で受講できる。講義は毎土曜日13時から90分間。学生と一緒に奈良についての知識を深められる。

【奈良大学】 http://www.nara-u.ac.jp/


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武蔵工業大学が環境教育国際シンポジウム
【大学】

2005.04.06

 武蔵工業大学環境情報学部は4月6日、横浜キャンパスで国際シンポジウム「アジア太平洋地域の環境教育とその実践」を開催する。文部科学省「特色ある教育支援プログラム(GP)」に採択された同大のプロジェクト「国内外の地域に密着した環境教育」の実践の一環として行う。
 第1部では、地球環境戦略機構の上級研究員が「湿地保全・森林保全を通した環境教育とネパールの事例」、オーストラリア環境・自然文化遺産省の環境教育政策担当官が「持続可能な未来のための環境教育―オーストラリアの実践」と題してプレゼンテーションするほか、同大の教員ら5人が英語で発表する。
 13時半から17時半まで。教職員、学生が中心だが、誰でも参加できる(無料)。質疑は日本語でも可能。

【武蔵工業大学】 http://www.musashi-tech.ac.jp/


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関西外国語大学が新しい留学制度
【大学】

2005.04.01

 関西外国語大学(大阪府枚方市)は2005年度から、新しく五つの留学制度を導入する。中国学位留学、英語教員をめざすプログラムなど、バラエティーに富んだ内容だ。
 留学制度は2カ年留学と1カ年留学がある。2カ年留学は、日本の大学で初めての「中国学位留学」、2カ国で1年ずつ学ぶ「2カ国留学」、「ビジネス+中国語」「中国語+韓国語」の4制度。「ビジネス+中国語」は、1年目に中国の大学で中国語の集中訓練を受け、2年目は香港の大学でビジネス科目を英語で履修する。「中国語+韓国語」は1年目に韓国で韓国語と韓国事情について英語で授業を受け、2年目は中国で中国語の集中訓練を受ける。どちらも中国語履修者が対象で、中国への関心が高まる経済界のニーズにこたえるねらいがある。
 一方、1カ年留学は、英語教員養成プログラムを導入する。アメリカの大学で、英語教授法や言語学、発達心理学などを1年間学び、英語教員にふさわしい人材を育成するのが目的。教職課程を履修する交換留学生候補が対象となる。

【関西外国語大学】 http://www.kansaigaidai.ac.jp


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京都女子大の学生が「女性のための無料英語教室」
【大学】

2005.03.25

 京都女子大学(京都市東山区)は4月から、「女性のための無料英語教室」を開催する。講師は中学、高校の教員を目指す学生たちで、英語を初歩から学びたい女性に学習の機会を提供するのが目的。週1回、12回にわたって実施する。
 英語教室は、地域社会への貢献と、教員を目指す学生の資質向上のために、2003年に始めた。今年で3回目。京都府で使われている中学の英語教科書を教材に、英語科の教員免許取得を目指す京都女子大、同短大部の学生がボランティアで授業をする。
 京都市内の20歳以上の女性で、中学レベルの基礎的な英語を学びたい人が対象。英会話を楽しむというより、自力で英語を学習するための基礎的な支援に重点を置いている。受講料は無料、教材費は約400円かかる。30人ずつの3クラス編成で、授業は毎週金曜18時半から1時間。
 受講の申し込みを受け付けている。希望者は往復はがきに住所、氏名、電話番号、年齢、職業を、返信はがきには返送先を明記して京都女子大学教学課(〒605−8501京都市東山区今熊野北日吉町35番地 女性のための無料英語教室係)に申し込む。4月5日締め切り(必着)。申し込み多数の場合は抽選。

【京都女子大学】 http://www.kyoto-wu.ac.jp/


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小学生の英語必修化に教員は5割以上が反対
【小学】

2005.03.24

 文部科学省が行った意識調査の結果、小学校で英語教育を必修にすることについて保護者の約71%は賛成し、教員の約54%は反対していることが11日、中央教育審議会の外国語専門部会で報告された。
 調査は昨年6月、全国の公立小学校230校の4年生と6年生約1万人と児童の保護者約9600人、教員約2200人を対象に実施された。「必修化すべきか」の質問に対し、保護者は「そう思う」と答えた人が29.9%、「どちらかといえばそう思う」が40.8%で賛成派が70.7%に対し、教員は「そう思う」が9.8%、「どちらかといえばそう思う」が26.8%で36.6%の賛成にとどまった。
 賛成の理由は、「早くから英語に親しませておいたほうが抵抗感がなくなる」(保護者83.6%、教員76.4%)が最も多く、次いで「発音が身に付く」「外国の人とコミュニケーションしようとする態度が身に付く」などだった。
反対の理由は、「小学校では他の教科をしっかり学んで欲しい」(保護者66.8%、教員68.2%)、「正しい日本語を身に付けることがおろそかになる」「子供の負担が増える」など。
 教員に対する「誰が教えるのがよいか」の質問では、「英語を母国語とする外国人と教員のチーム」と答えた教員が86%で最も多く、「学級担任が教えるのがよい」には教員の45%が反対した。
 中央教育審議会では、調査結果などを基に秋までに必修化についての結論を出すとしている。


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獨協大、「獨協におけるドイツ年」イベントを実施
【大学】

2005.03.23

 獨協大学(埼玉県草加市)は、今年4月からの「日本におけるドイツ年」にあたり、サッカーの魅力を写真で紹介したり、全国高校生ドイツ語スピーチコンテストなどのイベントを行う。
 5月9日〜28日には「サッカー・世界の共通語展」が開かれる。W杯2006ドイツ大会を控え、サッカーの魅力を写真で紹介する。7月30・31日に、ドイツとの学術・文化交流の歴史の紹介、全国高校生ドイツ語スピーチコンテストなどを行う「獨協大学ドイツフェア1883/2005」、10月29日には「シラー没後200年記念講演会」が開催される。
 また、学園祭初日の11月4日(予定)には「フォルクス・ワーゲンビートル キャラバン隊」が来学。同9〜23日には「ドイツ語発見展」が開催され、ドイツ語学科の学生がナビゲーター役を務め、マルチメディアを使ってドイツとドイツ語を遊びながら体験するイベントを実施する。
 大学外で行うプログラムとしては、東京・赤坂のドイツ文化会館で11月10日、ドイツから講師、パネラーを招いて「『カントの平和論』シンポジウム」を開く。
 同大の前身である獨逸学協会学は、ドイツ文化を日本に伝えることを目的に1883年、創設された。各イベントは、122年にわたるドイツとの学術と文化の交流の歴史をふまえた内容になっている。入場は無料で誰でも参加できる。定員などがある場合、同大のホームページに申し込み方法を掲載する。

【獨協大学】 http://www.dokkyo.ac.jp/


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神奈川大エクステンションセンター、開設1周年記念講演会
【大学】

2005.03.18

 神奈川大学(横浜市)は、みなとみらいエクステンションセンター「KUポートスクエア」の開設1周年を記念し、連続講演会を開催する。
 講演会は4月から8月まで行われ、「日本社会と日本文化」をテーマに、梁石日さん、鎌田東二さん、井上ひさしさん、赤坂憲雄さん、姜尚中さん、宮台真司さんが講師を務める。また、木村尚三郎さんの「21世紀の観光とは」、NHKスペシャル制作スタッフによる「『映像詩・里山』の世界」も特別講演として行われる。
 同大は、前身の横浜専門学校が開校した直後の1929年に「横浜夏期大学」を開くなど、社会に開かれた大学として生涯学習を支援してきた。昨年4月には、みなとみらい地区にKUポートスクエアを開設。生涯学習や社会人のリカレント教育などのさまざまな講座を開講し、市民の「学びの場」「情報の拠点」となっている。
 4月から募集がスタートする前期開講の講座は、KUポートスクエアと大学の2キャンパス合わせて100を超える。開講前の3月25日・4月2日(10時〜18時)に見学会を行うほか、講座説明会を4月5日〜10日に実施する。問い合わせ・講座ガイドの請求はKUポートスクエア(電話045・682・5553)または神奈川大学広報事業課(電話045・481・5661)。

【神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター】 http://www.ku-portsquare.jp


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高卒の就職内定率上昇、4年ぶり8割台
【高校】

2005.03.17

 厚生労働省と文部科学省は10日、今春高校を卒業予定の高校生の就職内定状況を発表した。1月末現在の就職内定率は82.6%で、前年同期を4.9ポイント上回った。8割を超えたのは4年ぶり。
 今春の就職希望者は18万8千人と前年を0.3%下回っていたのに対し、求人数は17.5%増の24万5千人で、求人倍率は1.3倍(前年同期比0・20ポイント増)だった。内定が決まった生徒は15万4千人、うち男子8万7907人(同8.0%増)、女子6万5894人(同3.7%増)。
 都道府県別で高かったのは、愛知(93.8%)、岐阜(92.6%)、静岡(92.2%)、富山(92.2%)、低かったのは沖縄(53.5%)、青森(60.3%)、北海道(60.5%)だった。全都道府県で前年を上回っていたものの地域格差は大きい。
 同日発表された大学卒業予定者の2月1日現在の就職内定率も、0.5ポイント増の82.6%という結果に、厚生労働省は「景気回復による求人数の増加を受けて内定率も順調に伸びている」としている。


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COE拠点8大、学生主催の合同シンポジウム
【大学】

2005.03.16

 文部科学省の「21世紀COEプログラム」に採択された早稲田大、慶應大など8大学の大学院生らが19日、早稲田大理工学部(東京都新宿区)で合同シンポジウムを開催する。学生同士の交流と分野を超えた協力や競争を促進するためだ。
 シンポジウムでは、学生による取り組み紹介、特別講演として、高倉公朋・東京女子医科大学長の「医学・工学イノベーションによる医療・福祉の向上」、狼嘉彰・慶應義塾大教授の「大規模・複雑システムの実現に生命化はなぜ必要か」があり、学生によるポスターセッションが行われる。「学生の学生による学生のための」シンポジウムと位置づけ、お互いに研究を発表しあい、議論し合う場にしたいという。教授はスーパーバイザーとして参加する。開催時間は、10時〜18時10分。特別講演は14時20分と15時10分から。申し込み不要、入退場自由。すべて無料。
 参加大学と研究拠点テーマは次の通り。
▽慶應義塾大「知能化から生命化へのシステムデザイン」▽東京工業大「先端ロボット開発を核とした創造技術の革新」▽東京大「機械システム・イノベーション」▽東京電機大「操作能力熟達に適応するメカトロニクス」▽東北大「バイオナノテクノロジー基盤未来医工学」▽名古屋大「情報社会を担うマイクロナノメカトロニクス」▽広島大「超速ハイパーヒューマン技術が開く新世界」▽早稲田大「超高齢社会における人とロボット技術の共生」

【第1回21世紀COE8大学拠点合同シンポジウム】
http://www.hfl.hiroshima-u.ac.jp/COE/symp_8COE/


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東京工科大学メディア学部が卒業研究作品展
【大学】

2005.03.14

 東京工科大学(東京都八王子市)は3月16日から、メディア学部の卒業研究作品展「インタラクティブ・コンテンツ・デザイン展」を町田市立国際版画美術館で開催する。
 メディア学部は1999年に開設され、今年3月に第三期生が卒業する。卒業研究作品展は毎年開催され、卒業研究プロジェクトの成果を披露している。今年は4年生だけでなく、大学院メディア学研究科2年生の作品も展示する。パソコンで読めるデジタル絵本や、水彩画のタッチをパソコンでリアルに再現できる描画ソフト、音楽で遊ぶ子供用のパソコン教育コンテンツなどで、見学者が参加して楽しめる。
 21日まで。10時〜17時(最終日は16時まで)で入場無料。期間中は、毎日11時と15時に制作者が作品を紹介する。問い合わせは同大広報課(電話0426・37・2119)。

【東京工科大学】 http://www.teu.ac.jp/


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4県統一の小中学力テスト、中2は期待値下回る
【小中】

2005.03.10

 岩手、宮城、和歌山、福岡の4県の小学5年生と中学2年生約11万8000人を対象にした学力テストの結果が4日、公表された。小学生はほぼ期待通りの正答率だったが、中学生は社会と数学、理科で期待値を大きく下回った。
調査を企画したのは、県知事らが学界・経済界と作る任意団体の「地方分権研究会」。
 福岡県は公立小学校の8%と中学校の6%、他の3県は全公立校で昨年秋に実施された。学習指導要領の定着を図れる問題を、70%程度の正解率を見込んで出題した。
 4県の地域格差はほとんどなく、小学生は国語・社会・算数・理科全教科でほぼ正答率が70%に届く「おおむね良好」という結果だったが、中学生は国語・英語以外の3教科については50%台の正答率にとどまった。
 4県とも論述形式の問題に弱く、白紙解答が目立った。全員の平均値で小学生の理科では選択形式の正答率が67.4%だったのに対し、論述形式は43.1%。中学生の数学では、選択形式の62.5%に対し、論述形式は17.4%で、他の学力調査と同様の傾向がみられるという結果になった。

<各正答率>
小学5年生:国語70.4%、社会75.7%、算数72.7%、理科65%
中学2年生:国語73.6%、社会52.1%、数学57.1%、理科51.6%、英語69.3%


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43.5%の大学生がイラクの位置を誤答
【大学】

2005.03.03

日本地理学会は先月22日、外国の位置認知度の全国調査でイラクの位置を答えられた大学生は56.5%で43.5%は間違っていた、と発表した。
調査は昨年12月から今年2月にかけて、地理教育専門委員の所属する学校を中心に全国の国公私立25大学の生徒3773人と、千葉県と新潟県の公私立高校9校の生徒1027人を対象に実施された。
最近話題になりマスコミにも多く取り上げられている10カ国を、世界地図上の30の国に記した番号から選択するという形式で行われた。
同学会では、米国やインドの位置は正答率が高かったものの、北朝鮮を韓国と取り違えるなど国際感覚の基本が身についていないとしている。また、高校で地理を履修した生徒としなかった生徒の差が顕著で、学習指導要領改訂で地理が必修から選択科目になったことが影響していると分析している。

<位置認知度正答率>
(A)高校で地理を履修した大学生、(B)履修しなかった大学生、(C)高校生
米国   (A)97.2% (B)96.6% (C)92.8%
インド  (A)97.6% (B)96.0% (C)92.0%
ブラジル (A)95.2% (B)90.5% (C)87.1%
北朝鮮  (A)90.6% (B)90.0% (C)76.1%
フランス (A)90.6% (B)85.1% (C)74.7%
ギリシャ (A)81.2% (B)71.9% (C)59.4%
ベトナム (A)79.5% (B)67.8% (C)57.9%
ケニア  (A)73.2% (B)59.5% (C)54.1%
イラク  (A)61.0% (B)52.0% (C)52.7%
ウクライナ(A)60.6% (B)49.2% (C)33.0%


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工学院大学で講演会「北島康介の戦い」
【大学】

2005.03.02

 工学院大学(東京都新宿区)は3月5日、公開講演会「北島康介の戦い〜エンジニアリングが世界を制す」を開催する。競泳界の世界記録ラッシュの裏にあるコンピューターエンジニアリングがテーマだ。
 講師は工学博士の河合正治さん。1990年から日本水泳連盟競泳委員を務め、泳ぎの動作をコンピューターで解析する競泳技術の専門家として、選手の育成を支援している。競泳界で活躍するトップ選手たちを担当してきた河合さんは、北島選手が中学3年の時から、チーム北島の技術担当として支援している。
 世界記録ラッシュで、次々とスターが誕生している競泳界。その裏にはコンピュータエンジニアリングの戦いがある。講演会では、北島選手の世界記録やアテネで金メダル獲得にかかわる話から、「技術戦」の真髄を覗く。
 13時半〜15時半。同大新宿キャンパス3階で先着280人(申し込み不要)。入場は無料。

【工学院大学】 http://www.kogakuin.ac.jp/


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公立学校の女性管理職進出 全国平均10%超える
【全般】

2005.02.24

 日本橋学館大学池木清教授(教育行政学)の全国の公立学校における女性管理職の進出度に関する調査によると、2004年度に初めて全国平均で10%を超えたことがわかった。
 「進出度」は文部科学省の学校基本調査報告書をもとに、公立小・中学校、高等学校の女性校長と教頭の割合を都道府県別に算出した。女性管理職の割合が最も高かったのは栃木県の20.6%、次いで富山県の20.3%。上位2県は96年度の初めての調査以来、8年間変わっていない。3位は山形県、4位沖縄県、5位大分県だった。最も低かったのは長野県の4.8%。鹿児島県は45位、北海道は46位と、下位にもあまり変化がなかった。
 学校基本調査によると、平成16年度の公立学校の女性校長の割合は小学校18.0%、中学校4.5%、高校3.5%。女性教頭の割合は小学校21.9%、中学校7.5%、高校5.1%となっている。


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神奈川大学が理科教育を考えるシンポジウム
【大学】

2005.02.18

 神奈川大学は3月19日、日本化学会との共催でシンポジウム「21世紀の理科教育」を開催する。理科教員や学校の理科教育の現状に興味のある人が対象。
 内容は(1)中学校においての理科教育の現状(2)学力差に応じた理科教育の現状(3)理数コースにおける理科教育(4)化学的な視野を広げる授業を目指して(5)神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞から見た最近の高校理科(6)21世紀における生命科学の発展と理科教育(7)環境の世紀における生物教育のあり方(8)化学は3Kか3Iか?。
  (1)から(4)は中学高校の理科教諭、(5)から(8)は大学教授が担当する。
 同大は、高校の理科教育支援と学習・研究の目標作りになればと2002年から「全国高校生理科・科学論文大賞」を実施している。シンポジウムには入賞校の教員や、審査員を務めた教授が参加して報告する。
 10時半から16時40分。申し込みは住所、氏名、電話番号、懇親会参加の有無を明記し、はがき(〒259−1293平塚市土屋2946)、ファクス(0463・58・9684)、電子メール( mailto:kazu@kanagawa-u.ac.jp )で同大理学部化学科の山口和夫さん。締め切りは3月5日。参加は無料。詳細は同大ホームページで見ることができる。

【神奈川大学】 http://www.kanagawa-u.ac.jp/


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高卒就職内定率 7割越える
【高校】

2005.02.17

 文部科学省は10日、今春卒業予定で就職を希望している高校生の昨年12月末時点での就職内定率を発表した。それによると、内定率は、前年同期を5.4ポイント上回る73.4%となり、4年ぶりに7割を超えた。
 全国の国公私立高校の卒業予定者約120万8000人のうち、就職を希望している生徒は約22万4000人、就職内定者は約16万5000人となった。男子の内定率は78.4%(+5.2ポイント)、女子は67.2%(+5.4ポイント)。
 学科別の内定率は、「工業」86.0%(+4.0ポイント)、「水産」74.4%(+4.0ポイント)、「商業」74.1%(+5.5ポイント)、「農業」72.7%(+4.8ポイント)、「総合学科」71.7%(+6.8ポイント)、「家庭」67.0%(+4.6ポイント)、「普通」65.8%(+5.9ポイント)、「看護」60.8%(+14.9ポイント)の順。
 都道府県別で内定率が高かったのは、富山県90.4%(+4.9ポイント)、岐阜県88.9%(+1.7ポイント)、愛知県88.8%(+6.6ポイント)、福井県86.5%(+1.5ポイント)、三重県86.1%(+2.8ポイント)。低かったのは、沖縄県39.7%(+0.8ポイント)、北海道54.6%(+1.3ポイント)、青森県57.3%(+3.8ポイント)、高知県61.1%(+3.4ポイント)、宮城県62.6%(+5.1ポイント)。
 全ての都道府県において前年同期を上回った。
※(  )内は前年同期比


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東京電機大学で修士・博士論文発表会を公開
【大学】

2005.02.14

 東京電機大学(東京都千代田区)は19日、大学院工学研究科の修士・博士論文の発表会を一般公開する。ポスターセッション形式の発表会で、誰でも気軽に見学できる。同大では、産官学の交流のきっかけにしてほしいという。
 発表会は今年で12年目。工学研究科7専攻の発表がある。同研究科は、初の夜間大学院の開設や、産業技術総合研究所などとの連携、厚生労働省の教育訓練給付制度の対象であることなど、ユニークな活動が注目されている。
 同大では、発表を行う学生にとってはプレゼンテーションの練習に、また、企業や研究機関の関係者、一般の見学者との意見・情報交換、新規産業創出の場として活用できればと、一石二鳥の効果も期待している。
 課題数は、電気工学専攻36、電子工学専攻28、物質工学専攻25、機械工学専攻31、精密システム工学専攻20、情報通信工学専攻41、建築学専攻20。論文題目等の情報は、同大学の大学院工学研究科のホームページで参照できる。会場は神田キャンパス7号館(同)。13時から原島文雄学長の講演会「科学技術と東京電機大学の将来」があり、14時から発表会を行う。申し込み不要で入退場は自由。参加無料。

【東京電機大学】 http://www.dendai.ac.jp/


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高3 記述問題と政治・経済が苦手
【高校】

2005.02.10

 文部科学省は先月28日、2003年11月に全国の高校3年生約10万3000人を対象に実施した社会科(地理歴史・公民)の学力テストの結果を公表した。9科目のうち、政治・経済を除く8科目の結果はおおむね良好としているが、記述式の問題への弱さや、応用型の学力が身についていない傾向が明らかになった。
 調査は、国公私立の約1400校を無作為に選び、3年生の8%を対象に1科目あたり50分のペーパーテストを実施し、指導要項の内容を標準的に学んだ場合に想定される正答率と実際の正答率を、問題ごとに比較した。
 全体として想定正答率を上回ったのは、地理Bと倫理。世界史A、世界史B、日本史A、日本史B、地理A、現代社会は、「半分以上の問題で想定正答率を満たす」という合格ラインに到達した。政治・経済は51問中、25問しか想定正答率を満たせなかった。
 記述式の問題では、世界史Aは10問中3問、世界史Bは10問中4問しか想定正答率を満たせなかった。日本史Aは想定正答率を上回ったのは12問中1問もなく、政治・経済では13問中4問が上回っただけだった。
 現代社会の、京都議定書の話題を取り上げた問題では正答率は6.8%、アフリカの地域紛争をテーマに略地図を比べて読み取る世界史Bの問題では、無解答が約5割を占め、冷戦下の旧ソ連で、スターリンを批判した人物を問う問題の正答率は31.9%だった。


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金沢工業大学で工学設計プロジェクトの公開発表審査会
【大学】

2005.02.09

 金沢工業大学(石川県野々市町)は24日、25日、28日の3日間、「工学設計3」公開発表審査会を行う。同大の工学設計教育の成果を一般に公開する。4年次生全員が口頭発表する。
 同大の「工学設計」は全学生の必修科目。数人ずつのチームを組み、自分たちで決めたテーマに基づいて問題を特定し、解決策を考えるプロジェクト型教育で、同大が教育目標に掲げる「自ら考え行動する技術者」を育成するための科目。技術者が社会で求められる「人間力」を実践的に身につけることができる。
 公開審査会では、4年次生1553人が962プロジェクトを発表する。機械系、材料系、電気系、情報系、人間系、環境系、建築系の七つの専門分野をそれぞれ5分野に分けて発表が行われる。開催日は2月24日、25日、28日。会場は8号館、17号館(建築系のみ)。
 公開審査会に先立ち、2月17日〜23日には2年次生による「工学設計2・ポスターセッション」が7号館で行われる。「工学設計3」「工学設計2」ともに、同大のホームページで参加申し込み、プログラムの閲覧ができる。

【金沢工業大学】 http://www.kanazawa-it.ac.jp


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北海道東海大芸術工学部が卒業研究作品展
【大学】

2005.02.04

 北海道東海大学芸術工学部(北海道旭川市)は2日から、2004年度卒業研究作品展を開催している。旭川展は市内のギャラリーで13日まで、札幌展は22〜23日まで行われる。
 展示会は、学生たちが1年かけて取り組んだ成果を発表するもので、毎年開催される。卒業研究優秀賞を受賞した竹居田典仁さんの「身体を使って遊べ。」(デザイン学科)、蒸原美智子さん「動物園計画」(建築学科)をはじめ、デザイン学科41作品、建築学科25作品が展示される。
 旭川展は、旭川デザインギャラリー/コレクション館(旭川市)で10時〜18時、札幌展は大丸藤井セントラルスカイホール(札幌市)で10時〜19時(最終日は16時まで)。入場自由。
 同大には、芸術工学部のほか、国際文化学部と工学部がある。入試はセンター試験利用入試(出願 2月10日消印まで)、一般入試B方式(出願 3月4日消印、窓口は5日まで 試験日3月10日)、AO入試(3期 エントリーは3月12日必着)。

【北海道東海大学】 http://www.htokai.jp/


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小中学生の苦手な漢字は・・・ 漢字読み書き調査結果発表
【小中】

2005.02.03

 (財)総合初等教育研究所は27日、全国の小学2年生から中学2年生約1万5000人を対象に2003年実施された、「漢字読み書き習得状況調査」の結果を発表した。
 調査は子供の苦手な漢字を把握し、指導方法を開発するのが目的で、小学校で学ぶ漢字1006字の、読み替えを含めた延べ1857通りについて、習った学年の修了時と1つ上の学年でどれだけ読み書きが出来るかを調べた。
 日本の子供たちの学力低下が指摘される中、80年の同様調査と比べて正答率が読みで1ポイント増、書きは5ポイント増だったものの、前回調査よりも大幅に正答率が落ちた字もあった。
 小学生が最も読めなかった漢字は、1年生は「三日月」(正答率17.4%)、2年生は「食が細る」(39.6%)、3年生は「川下」(17.5%)、4年生は「米作」(0.7%)、5年生は「色彩」(29.8%)、6年生は「読本で勉強」(0.8%)。
 最も書けなかった漢字は、1年生は「三日月」(55.1%)、2年生は「席が空く」(23.9%)、3年生は「取り次ぐ」(10.2%)、4年生は「円い形」(6.5%)、5年生は「本を正す」(4.6%)、6年生は「読本で勉強」(1.9%)だった。
 全体的に、書く能力が読む能力より劣り、学年が上がるにつれ平均正答率は下がる傾向にある。高学年は「尊ぶ」「読本」など、文語的語句であまり使われないことばが書けなかったが、低学年では「三日月」「九つ」「十日」など、日常生活で使う数字を表す読みの正答率が低かった。また、「犬」「切」「風」などの漢字の点の位置や突き抜け、はねや曲がりが正確に書けないケースも目立った。
 研究所では今後、正確な手書きを指導すること、家庭生活の中でも漢字を意識して使うことが必要だとしている。


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拓殖大、「国際開発教育ファシリテーター養成コース」受講生募集
【大学】

2005.02.02

 拓殖大学(東京都文京区)は4月、オープンカレッジ「国際開発ファシリテーター養成コース2005」を開講。受講生を募集している。オープンカレッジは、開発教育や国際理解教育を推進する人材養成の一環として、同大の国際開発教育センターが開講するもので、2005年度で2期目を迎える。
 開発教育のファシリテーターは、地球規模のさまざまな問題に対して、公平・公正な社会を実現するために「自ら学び、考え、意識や態度を変化させていく」学習プロセスを実践する。開発経済学や国際協力などを学びながら、教材アクティビティやワークショッププログラムなどを構成するスキルを身につけることが目的。
 コースの内容は講義と実習、プレゼンテーションなどで、水曜日(19時から 1回約2時間で全28回)または土曜日(13時半から 1回3時間で全20回)のいずれかを選択して受講する。学外からも講師を招く。インドネシア、タイ、ラオス、アフリカなどでの海外開発現場研修を実施予定で、希望者が参加する。
 募集は各30人程度、受講料は6万円。対象は開発教育に関心がある人。年齢、性別、学歴は問わない。申込書に志望理由書、自己紹介書(ともに1000字程度)を添えて応募する。締め切りは2月12日。2月19日に面接を行い、受講の可否を決定する。コース修了生は「国際開発教育ファシリテーター」に認証される。問い合わせ・資料請求は同大オープンカレッジ課(03・3947・7166)または国際開発教育センター(03・3947・7953)。

【拓殖大学】 http://www.takushoku-u.ac.jp/


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国立大授業料、2005年度から値上げへ
【大学】

2005.01.27

 国立大学法人の年間授業料の目安となる「標準額」(現行52万800円)が、今春から1万5000円引き上げられ、53万5800円になることが昨年末の政府予算編成で決まり、各校の対応が注目されている。
 文部科学省と財務省は年末の予算編成に合わせ、2年毎に国立大学の授業料の見直しをしてきたが、2005年はその年に当たる。これまで全国一律だった国立大学授業料は、2004年4月の独立行政法人化に伴い、各大学が標準額を目安に授業料を定めることになっている。標準額の10%まで値上げが可能になった他、据え置きや引き下げも出来るようになった。
 学生離れの懸念から値上げに慎重な大学もあるが、値上げしないと自主財源が減ることになるため、値上げに踏み切らざるを得ない大学も多数あるとみられ、初めて国立大学間で学費に格差が生じる可能性が出てきた。
 共同通信社の調査では、全国83の4年制国立大のうち、少なくとも53校が標準額にそろえて値上げすることを決めたか、値上げの方向であることが分かった。
 入学料の標準額については,現行の28万2000円に据え置く。2004年4月に設定された法科大学院の授業料と入学料も据え置く予定。
 東京大学は25日、学部と大学院修士課程の新年度の授業料をそれぞれ1万5000円値上げすることを決めた。大学院博士課程は据え置き。今回の値上げで授業料収入の増収は約3億円と試算されている。


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関西学院大学がスマトラ沖地震・津波被災地の実情を聞く講演会
【大学】

2005.01.26

 関西学院大学は26日、臼井律郎・「国境なき医師団」副会長の講演会を行う。同大は、スマトラ島沖地震・津波の被災地救援のため、募金活動を開始した。
 臼井副会長は、約10万人の避難者がいるスリランカ東部の都市バティカロアのキャンプ約30カ所を回り、被災地の医療ニーズを調査して帰国したばかり。講演会では被災地の実情や国境なき医師団の活動について説明する。
 スリランカには昨秋から同大総合政策学部の学生2人が、国連ボランティア計画(UNV)との協定に基づき、IT支援のために派遣されていた。被災後、2人は避難民の救援活動にあたっている。UNVからは「復興の施策推進の大きな力」と評価されているという。同大はUNVとの提携校で、開発途上国における情報格差を解消するための学生ボランティア派遣協定を2003年にアジアで初めて締結した。
 講演会は午後1時から西宮上ケ原キャンパス・関西学院会館。一般の聴講は自由(申し込み不要、無料)。講演会の問い合わせは広報室(0798・54・6017)。救援募金は関西学院宗教活動委員会が窓口となって、持参または口座振り込みで受け付けている。集まった募金は、UNVを通して被災地に届けられる。募金の問い合わせは宗教センター(0798・54・6018)。

【関西学院大学】 http://www.kwansei.ac.jp


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大阪工業大学で電子回路設計技術セミナー
【大学】

2005.01.24

 大阪工業大学(大阪市旭区)は、2月から2回にわたって電子回路設計技術セミナー「だれでもできるディジタル回路設計」を行う。リエゾンセンターの主催で、工業製品の基本であるデジタル回路の設計法について分かりやすく説明し、専門的知識がなくても受講できる。
 回路設計に興味はあるが体験する機会がない電気系以外の技術者や、回路図からHDL(ハードウェア記述言語)への転換に苦労している熟年技術者などが対象。講座では、最新の開発ツールを使い、基本的な設計法の説明と実習を行う。
 2月26日(土)のテーマは「回路図入力によるディジタル回路の設計とシミュレーション」、3月12日(土)は「Verilog−HDLによるディジタル回路の設計とシミュレーション」。いずれも定員40人で、どちらか1日だけの受講もできる。時間は10時〜17時。
 受講料は無料だが、資料代として1講座300円が必要。希望者はファクス(06・6954・4066)または電子メール( liaison@ofc.oit.ac.jp )で、受講日、所属、氏名、連絡用電話番号、メールアドレスを明記して申し込む。先着順に受け付ける。問い合わせは同大リエゾンセンター(電話06・6954・4140)。

【大阪工業大学】 http://www.oit.ac.jp/


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「物理チャレンジ2005」 8月に岡山で開催
【高校】

2005.01.20

 高校生を対象とした、日本で初めての物理学に関するコンテスト「物理チャレンジ2005」が8月12日(金)から15日(月)まで、岡山県備前市の青少年教育センター閑谷学校で開催されることになった。
 岡山県は日本の現代物理学で功績をあげた故仁科芳雄博士のゆかりの地であり、会場となる閑谷学校は現存する日本最古の学校建築物で、1666年備前藩主池田光政によって建設された庶民のための学問所だ。
 今年は20世紀最高の科学者の一人であるアルバート・アインシュタインが、26歳で「特殊相対性理論」を発表してからちょうど100年にあたる。国連がアインシュタインの業績を記念して国際物理年と決定した2005年に、日本物理学会などが開催を企画した。
 参加者を合宿形式で一堂に集め、物理の理論と実験問題を5時間ずつ解いてもらい、成果を競い合う。コンテストの合間には、著名な科学者と参加者の交流の機会も設けられている。
 参加資格は2005年3月31日現在で20歳未満の人(大学・短大の学生、高等専門学校の4・5年生を除く)。年齢の下限は設けられていないため、中学生でも参加出来る。出題内容を理解出来る程度の日本語読解力があれば国籍は不問。参加費は無料で、約100名を募集している。申し込み受付期間は2005年3月1日から4月27日、参加申込者全員に対して予備選考を行う。
 昨年韓国で開催され70カ国以上が参加した「国際物理オリンピック」に、日本は一度も参加していないことから、「物理チャレンジ2005」を「国際物理オリンピック」の国内選考会とする案も出ている。


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東洋大学「現大学生百人一首」の入選作決まる
【大学】

2005.01.19

 東洋大学(東京都文京区)はこのほど、同大が募集した「現代学生百人一首」の入選作を発表した。6万3330首の作品が寄せられ、中学生以上の100首のほか、小学生の部10首が入選作に選ばれた。
 現代学生百人一首は同大の創立100周年記念行事として始まり、今年で18回目。現代学生のものの見方や生活感覚を読み込むことがテーマで、応募は年々増えている。作品の傾向は友達や家族、受験勉強や学校生活、将来のことなど、自分自身の体験や心の内を詠んだもの、社会の出来事や政治に対する考えを詠んだものに大きく二分される。今年は社会的な問題を扱った歌が目立つという。
 入選作品はインターネットで公開されているほか、希望者に作品を収録した冊子を郵送する。申し込みは住所、氏名、電話番号、希望冊数を明記し、切手(1冊140円、2〜3冊240円、4〜6冊390円、7冊〜12冊580円)を同封して、東洋大学広報課「現代学生百人一首」冊子希望係(〒112−8606東京都文京区白山5−28−20)。

【東洋大学】 http://www.toyo.ac.jp/index.html


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文部科学相、「ゆとり教育」見直し 「土曜授業」も容認
【全般】

2005.01.13

 高校1年の読解力低下などが明らかになった「OECD(経済開発機構)の学力調査」に続き、小学4年生と中学2年生を対象にした「国際数学・理科教育動向調査」でも基礎学力の低下が相次いで示されたことで、中山文部科学相はこれまでの「ゆとり教育」を反省し、新学習指導要項の全体的な見直しを進める考えを表明した。
 文科相は、国が週5日制そのものを見直すことは否定したものの、現在完全実施されている学校週5日制を弾力的にとらえ、学校や市町村の裁量に委ねる形で土曜日の授業実施を容認する考えであるとも述べた。
 先月24日開かれた全国47都道府県と13政令指定都市の教育長会議では、文科相は授業の改善を徹底させるために今年から全都道府県の実情調査を行う考えを示した。文部科学省では各自治体の取り組みを評価して公表することも検討しているという。
 同会議では、東京都の横山洋吉教育長が「土曜授業の実施に弾力的に対応して欲しい」と要望したことに対し、文部科学省の銭谷真美初等中等教育局長は、「学校5日制の見直しは現時点では考えていないが、授業時間数の問題と関連して中教審で話し合われることはあり得る。補習などについても実態を把握したい。」と答えた。
 完全週5日制の中で土曜日に授業をする東京都立高校は、今年度の5校から来年度は17校に増える。首都圏の私立中学では完全週5日制をとらない学校が、来年度は277校中200校と、7割を越える見込み。
東京を中心とした学校現場では、「土曜授業」がすでに先行している。


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帝塚山大学がeラーニングによる大学講義を一般公開
【大学】

2005.01.12

 帝塚山大学(奈良市)は、大学連携を基礎にしたeラーニングによる大学講義の無料一般公開「openTIES」のサービスを開始する。今月22日、「eラーニングTIESによる大学教育の革新」をテーマにシンポジウムを開催する。
 TIESは、同大が独自に開発したeラーニングシステムで、1998年夏からインターネット上で大学講義を無料で一般に公開している。。openTIESは、大学教育を公開することによる社会貢献を目的に、複数の大学の教員による講義を学内向けと同時に公開したり、一般受講生の公開講義の評価や人気講義ランキングの公表、産学連携講義などを行う。
 シンポジウムのプログラムは▽openTIESの概略▽TIESのビジョン▽eラーニング実施におけるTIESの価値▽教員によるeラーニング教材作成ツールと新しい臨場感▽企業人と学生をつなぐTIESライブ塾−−などで、学内外の講師が講演する。
 シンポジウム参加希望者はopenTIESに登録し、一般募集フォームから申し込む(先着100人)。「大学講義の公開ライブ配信」を一般の人が体験できるように、シンポジウムの内容はライブ配信する予定。

【帝塚山大学】 http://www.tezukayama-u.ac.jp


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高校生 就職内定率上昇し53.1%
【高校】

2005.01.06

 今春卒業予定で就職を希望する高校生の就職内定率が全国平均で53.1%となり、昨年同期の48.1%を5ポイント上ったことが、文部科学省の調査で分かった。
 10月末時点で50%を超えたのは3年ぶりで、過去最低だった2002年の47.1%から6ポイント増、2年連続の上昇となった。
 来春卒業予定の高校生は全国で約121万1000人。うち就職希望者は約22万6000人、約12万人が内定したことになる。
 男女別では男子の内定率は57.0%(昨年度同期比・5.5ポイント増)、女子は48.1%(同4.0ポイント増)。学科別の内定率は、「工業」70.1%、「商業」55.3%、「水産」50.8%、「農業」49.9%、「総合学科」49.8%、「家庭」47.4%、「看護」43.6%の順で、最も低かったのは「普通科」の42.7%。都道府県別では、愛知県78.3%、岐阜県78.2%、富山県75%の順で内定率が高く、低かったのは沖縄県16.1%、北海道27.2%、宮城県35.4%で、沖縄県は昨年を0.7ポイント下回った。
文部科学省は「改善の傾向は顕著になりつつあるが、良い時に比べればまだ厳しい」とみている。


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